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第41話 悲劇



リエナとヴァイスハルトは海に面した崖の上でクラーケンと対峙していた



ヴァイスハルトは氷魔法で氷柱を作り 発射させてクラーケンを刺しまくるが、すぐに回復する



リエナも玉座剣の壱『帝天衝(みかどてんしょう)』で足と顔の一部を貫くが、謎の超再生により元に戻る



リエナ「ちぃ!コイツはなんなんだ! 斬っても斬っても再生する!」



ヴァイスハルト「恐らく ユニークモンスターかと」



リエナ「噂の突然変異か特殊個体というやつか!」



リエナ「玉座剣の参『七天抜刀(しちてんばっとう)』!!」


7回斬り裂く高速連斬を放つが、またしても再生する



リエナ「忌々しい! さっさと死ね!」


襲いかかる触手をぶった斬り 地面に着地する



ヴァイスハルトはクラーケンの頭上に氷の塊を作り出し 落下の勢いで押し潰そうとするが、潰れず 氷の塊は海に落ちる




その後も2人はクラーケンにダメージを与えるが、再生を繰り返し 消耗戦が続く・・・



「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・

まずい!我がこんなところでつまずいていては・・・・」

息があがり 疲労が見え始めるリエナ



「魔族を撃滅するためにも・・・我は・・・

我は・・・負けぬ!」飛び上がり斬りかかろうとするが、触手が前を塞ぎ 剣を止められる



「くっ くそ!」弾かれてしまい、また地面に着地する

「玉座剣を連続でやった反動か 消耗が激しい!」



片膝を地面につけてしまう 「潮時か・・・一度 態勢を立て直すか・・・」



そう考え 立ち上がろうとするが、膝をついた脚が動かなかった・・・



正確には凍りついていた・・・

















・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・










「なんのつもりだ!」リエナはその者を睨む



脚を凍り付かせた方角を辿ると帝国五聖筆頭 ヴァイスハルトの足元から氷が発生していた・・・




「フン! 好きな男の正体も知らぬ 無能な皇帝には退場してもらおうと思っただけだ・・・」鼻で笑い

大気中の水分を凍らせ 無数の氷柱を作り出す

そして リエナに向かって一斉に放たれる・・・















ザシュッ!ザシュッ!ズバッ!ザシュッ!




いくつものの鋭い氷柱が刺さる音がした




リエナは目を開けると・・・



目の前にゼオンが自分を庇っている姿があった



背中に無数の氷柱が刺さり 左脇腹には小さいが尖った鋭い氷柱が貫通していた・・・



「死ぬ」そう感じたのか本能で発火(イグニッション)状態の炎の拳で貫通した氷柱を叩き割り 左手を脇腹に当て炎を噴射して無理矢理 火傷で傷口を塞ぐ



「がはっ!!」あまりの痛みに意識が吹き飛ぶ

そのまま倒れるように動くが、そこは下が海の崖だった



リエナ「!? ゼオ・・・」声をかけるが落ちていくゼオン






その時 ゴーレムの右手が伸び ゼオンの身体をキャッチする




「ゼオンさん!!」ユウマは必死にゴーレムを操縦して引き上げようとするが、


ザンっ!とゴーレムの右腕がヴァイスハルトによって切断される・・・



「君も廃棄予定だったからちょうどいい・・・」



ズバッ!とゴーレムの両足が斬られる



「自分も殺される」瞬時に理解してガシャーン!と操縦席を開き 落ちていくゼオンを追いかけ 崖から飛び降りる




リエナも感化され 全身から魔力を放出して 氷を砕き

ユウマと同じく崖から飛び降りる




落ちるゼオンの右手はユウマが掴み

反対の左手はリエナが掴む・・・




そのまま3人は海にドボーン!と落ちる





その姿を見たヴァイスハルトは

「教皇に言われていた邪魔者と失敗作は排除した これでようやく計画が動く・・・」




そこへ聖騎士団も到着する



「あとは ご苦労様 醜い化け物」



剣を突き出し クラーケンに向ける



絶対零度(アブソリュートゼロ)



剣の先から白く光る雪のような球体を放つ

それがクラーケンに触れた瞬間



全身が一気に凍る パキ!パキ!パキーン!と音を立てて




「ドクターが言うには再生するとは細胞が活性化して傷を癒すそうだが、その細胞が凍って壊死してしまえば再生は出来ないそうだ・・・」

そう言うと クラーケンは再生できずに氷とともに砕け散る




「では 帰還しよう 皇帝が暗殺されたという報告を告げに・・・」



ヴァイスハルトは聖騎士団に指示を出す






崖の下の海は荒々しく波を立てていた




落ちた3人は浮き上がらず 海の波の音だけが激しく聞こえるだけだった・・・






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