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C:バッドエンド

 二人から好意を寄せられて、どちらかを選ぶなんて出来るわけない。


 二人への好感度はマックスだ。


 僕はこの気持ちを正直に答えた。



「二人とも好きだ! 付き合ってください」



 バッチーン


 両方から来た。


 ビンタのサンドイッチだ。


 衝撃が逃げ場がなく全部頭部へと降り注いだ。



「さいっっってぇえええええッです!」


「ふっっっざけんじゃっないわよッ!」



 そう捨て台詞を残して二人とも去っていった。


 二人に嫌われたショックからか、はたまたビンタの衝撃が残っているのか、頭がぐらんぐらんと揺すられている感じが続いている。



 チクショー。せめて一人だけでも選んでおれば良かったのに。何故僕は欲張ったりしたんだ。



 その後、二人からの接触はなく、虚しく悲しい青春が続くのだった。





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