元勇者 2章 これまでのあらすじ
投稿遅くなって申し訳ございません。
内容を忘れてしまった方ように、2章これまでのあらすじを書きました。
もう内容知ってるから良いよというかたは、読み飛ばして次の話へ飛んでください。
季節は夏。ユートは今日も、はなまる亭を繁盛させるために奮闘する。
しかし思うように客足が伸びない。理由はハッキリしていた。
村人たちが、よそ者(客たち)に対して、冷たいからだ。
村人たちは、かつて転生者・転移者といって、よその世界からきた人たちだった。
それゆえに、元々この世界にいたひとたちから迫害を受けた。その恨みが残っており、村人たちはよそ者に対して冷たく当たっているのだ。
特に村長の女性・【キリコ】は、よそ者排除の気質が強かった。
村人のよそ者排除の意識を改善しない限り、外からやってくる客の数は伸びない。
ユートは解決策を探るが、しかしなかなか上手くいかないでいた。
その折、ユートは冒険者ディアブロ(魔法薬で大人になったユート)として、冒険者パーティ【黄昏の竜】の一員として、今日もクエストをこなしていた。
ある日、【黄昏の竜】にひとつの依頼が舞い降りる。
ユートたちの村の近くにあるダンジョン。そこに【鋼鉄蟻】というモンスターが多く沸いているという。
調査に向かうユートたち。そこで見たのは、大量の【卵】だった。
どうやらこのダンジョンには、鋼鉄蟻のボス・【女王アリ】が巣を作っており、そのせいで鋼鉄蟻が大量に沸いているのだという。
ディアブロとして、ユートは女王アリの捜索と駆除の依頼を受ける。黄昏の竜のメンバーたちは、ユートの村に一時的に滞在することになった。
そして探索から帰ってきたそのとき、ユート(大人姿)は、キリコと遭遇。
キリコは涙を流して、ユートに抱きついてきた。
なんとキリコは、亡き父【イサミ】に恋をしていたのだ。
成長したユートの姿をイサミと勘違い、感極まって抱きついてきたのだ。
その後キリコは、ディアブロに会いにやってくる。そのときに宿屋で食事をし、冒険者たちが悪い人たちでないことを知って貰える。
ユートはキリコの姿を見て、村人たちとよそ者である冒険者は、わかり合えると思うようになる。
そのためのきっかけ作りとして、ユートはルーシーから助言を貰い、【ビアガーデン】を開くことになったのだった。




