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一般人遠方より帰る。また働かねば!  作者: 勇寛
3章

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1-2 説明 のち 遺品

「では、今回の説明に入らせてもらう。資料はモニタに映るものを印刷しただけだ。あくまで推察を多分に含むという前提で進むので我々にも説明できない点が多分にあることを理解して、話を聞いてほしい」

「は、はぁ……。わかりました」


 と、しかいいようのない状況下で話を振られても、どうしていいものかわからないというのが本当のところであった。

 テーブルに並んで座った茂たち一同が、あいまいに頷く。

 結局のところまずは聞いてみないことには話は始まらない。

 それは確かに間違いないのであるが。


「では、テレビのモニタを見てほしい」


 かち、とテーブル隅に置かれたPCを操作する門倉。

 そして、手元にレーザーポインタを持ってモニタへと緑のライトで要所要所を照らす白石雄吾の姿があった。

 テレビにHDMIで直結されたPCの映像が流れる。

 おそらくこういう形の説明ではないと思う、多分だが。

 若干薄暗いその中で、茂を含め異世界帰還者一同と但馬真一が、テーブルに置かれたポテチを囓りながらモニタと手元の資料を交互に見やった。

 ちなみについ先ほどまで置かれていた4人までプレイ可能な追加タップが付いたゲーム機はコードがうじゃうじゃになって隅っこに置かれている。


「まず、我々が事態を把握し、動き出したのは「光速の騎士」が世間に現れてから、すぐのタイミングだ。当然、深雪が自宅へと戻っていないことや隼翔君・里奈君が同じように帰宅していないということで動き出してはいたが。ただ、それを確認するまではまだ警察に事態の解決を頼むということが最善であると考えていた。ただ、「光速の騎士」の出現後は門倉をリーダーとした護衛チームを駅周辺や最後に君らがいたであろう地点を軸に独自に捜索させていた。」

「はい、はーい!質問いいですか?」

「……由美君だったか。どうぞ」


 手をあげた由美がぱりぱりと、のり塩のポテチを口に放り込んで自らの疑問を口にした。


「当然警察に邪魔にならないように、って動き方はしてたんでしょうけど。隼翔くんちとか里奈ちゃんちにはそこら辺の情報は渡していなかったみたいですよね?その理由は?」

「第一に我々の認識違いの可能性を否定できなかった。我々の持つ情報は古いもので、他者へと断言できるだけのエビデンスはなかったからね。第二に君は、実子が行方不明になった親が“自分の息子娘たちはこことは違う別の場所にいて、おそらく大丈夫だ”と急に言い出したらどう思う?」

「……うわ、危なっ、ですかね。しんしんそーしつってやつを疑いますね」

「そういうことだ。しかも私は自分で言うのもなんだがそこそこ大きな企業のトップだ。影響が大きすぎるだろう」

「……オッケーです。お話、続けてくださいっ」


 ぺこ、と頭を下げて由美が引っ込む。

 行きがけの駄賃にテーブル端のアーモンドチョコを摘まんで。


「さて、それで時間的には金曜深夜。まあほぼ土曜日だったが、上倉山の駐車場にて高校生5名を確認。深雪を確保し、東京へと連れてきてもらった次第だ」

「連れてきた、というよりは拉致ですよ。お父さん、しかもほぼ説明なしで」

「……それに関してはすまないとは思っている。門倉にもお前の身柄の確保を最優先にと伝えてあったのでな」

「あの時にはどうも御無礼を」


 深々と頭を下げる門倉の横で雄吾も頭を下げる。


「……まあ、いいさ。皆、無事だったからな。……とはいえ、里奈くんはまだ外出禁止が解けていないから、そうとも言い切れないが。福岡へ行くって話だが、その前に彼女の家にも謝罪に出向くんだろう?

「当然だ。だが、門前払いされる気もしないではない」

「あのー。話、戻しません?」


 話が進まず、先を進める茂。

 テーブルのポテチは最大量の7割程度までに減っていた。

 手持無沙汰のパーセンテージが増えると、それと比例してポテチの消費量も増えるものである。


「……では、事の起こりは白石家にいたある人物に関わりがある。私から見て大叔父にあたる人物で白石与三郎という男がいた。“見せたい時代の”個人を捉えた写真は見つからなかったが、当時の白石家の年始の催しに出席した際の集合写真があった。我々白石の家は昔から商売人で幸いなことにそこそこ裕福な生活をしていた。その正月に一族を集めての会を開いていた。これがその祝宴の拡大したものになる」


 モニタが古い白黒の写真に切り替わり、レーザーポインタが該当の人物を指し示すと、さらにそれを拡大した写真が表示される。

 畳部屋に机を並べ、その上に料理が乗っている。

 いわゆる宴会のような瞬間を切り取った一枚だ。

 周りの皆が微笑んでいたり、酒を手に隣の者と話し込んでいたりするその写真の中に、一人その輪から外れて、10歳くらいの女の子と何か遊びをしている男がいる。

 他の人物と比べても肉付きは悪く、細身に見え、寒いのだろうか重ね着をしている年若い男。


「この人物が白石与三郎。記録が確かならば、この写真を撮った1か月後に自室にて吐血、昏倒し、意識は戻らず鬼籍にはいったとのことだ。享年28。妻や子供はおらず、白石本家で5年に渡り養生した末のことだと当時の執事頭の勤務日誌にそう記述があった」

「はあ、線の細い美青年ってかんじですね。なんというか穏やかそうな、優しいお兄ちゃんっていう感じの」


 由美が率直な感想を述べたが、確かにそう見える。

 子どもと遊んでやっている姿には慈愛があり、親族だからだろうかどことなく深雪にも通じるそんな雰囲気があった。


「……次の写真はその白石与三郎の8年前の写真だ」


 ぱっと、モニタの映像が転じる。


「え?おんなじ人?」

「面影は、あるが……。兄弟とかではなく、本人だというのかい?」


 疑問の声を上げる隼翔と、間違いではないかと指摘する真一。

 それほどまでに先程の先の細い男といまモニタに映る男には顔の面影以外の共通点が見つからない。

 上着を脱いで上半身裸の姿の男の姿。

 おそらく柔道場かどこかで撮られただろう写真には、同じ格好の男と肩を組んで賞状を手にする白石与三郎がいた。

 手にした賞状に記載された準優勝の名前がその証拠となるだろう。


「間違いなくこの筋骨隆々の男が白石与三郎本人だ。ほかのカットもあるが、まあこれが一番わかりやすい。見ての通り健康で、若く、覇気にあふれた日本男子というやつだろうな。文武両道を地で行く優秀な男であったらしい。当時の当主の自慢の弟だったとの日誌に記載がある。ただし、この後与三郎についての記述は関係者の“公の”記録からは頻度が下がる。表向きは病気療養の彼が表に出なくなったから、だという理由で」

「……不幸なことですが、病魔に侵された若者がいても珍しいことはないでしょうね。医療の発展度も今とは違うでしょうし」

「博人くんが言うとおりだ。意気軒昂な若者が当時では治すすべのない病気にかかり、療養した。ただ、そういうことではない、ということだろう?」


 真一に尋ねられ雄吾が頷く。


「“ポラン・ワイ”、“サッダン”、“クウ・ベフォード”、“ムーローホー”。これらの単語に聞き覚えは?」

「なんだ急に。いきなり」


 戸惑う真一。

 そして考え込むような仕草の異世界よりの帰還者一同。


「“クウ・ベフォード”に似た“クゥオ・ヴァルフ”という音でならひとつ。あとは微妙ですね」


 「勇者」隼翔が言う。


「私も“クゥオ・ヴァルフ”なら。後は……、わからないです」


 続いては「聖女」深雪。


「私も“クゥオ・ヴァルフ”でひとつ。あと“ポラン・ワイ”は聞いたことがあります」


 そういうのは「軍師」由美。


「すいません。俺も“クゥオ・ヴァルフ”一択です。あとはどれもわかんないですね」


 「魔王」博人が続く。


「あー。俺は“クオ・ヴァルフ”、“ムーローホー”、“サッダン”ですね。多分、音が近いしそのことだと思います」


 最後は「一般人」茂である。

 各々が雄吾の発した“ポラン・ワイ”、“サッダン”、“クウ・ベフォード”、“ムーローホー”という意味の分からない言葉に反応したということだ。

 少なくとも“クウ・ベフォード”に似た“クオ・ヴァルフ”にはほとんどの者が反応した。


「どういうことだ?意味が解らん」

「今から説明する。次の画像を」


 一人わかっていない真一をよそに雄吾が指示を出した。

ぱっ、と表示されたのは朱色の表紙に墨字で達筆で書かれたタイトルが躍る一冊の本。

 タイトルは、


「『幻想詩篇』ですか……。ウィットに富んだタイトルって言えばいいのかな?」

「著者は先程の白石与三郎。初版のみで売り上げはほとんどない。病身の身で出版社にわざわざ持ち込んで300部ほど刷ったらしいが、ほとんどが返本だったらしい。現代のカテゴリーで言えば「詩集」「ファンタジー」の分類だろうな」

「その不人気作がどう関係を?」


 尋ねる茂に、深く息を吸い雄吾が話し出す。


「そのような素人の自費出版同然の本ではあるが、当然世間に出す以上、校正・推敲がなされる。その過程で省かれたのが、これらだ」


 ぱっと表示されたのはおそらく水彩画。

 その上に細い墨字で線のようにして何かが書きつけられている。


「あまりに達筆だと読む側が苦労する。こちらで何が書かれているか判別できたものを取り出してみる」


 モニタ映像が切り替わり、現代人でもわかる文字が表示された。


「我、遠方に至り、之を書き記す。幻想の彼方、更にその深奥へと。東都“クウ・ベフォード”、その街並みに故郷の香を感じる事、無く。只々望郷の念を強くするのみ、ですか……」

「“クウ・ベフォード”。病人の夢の中にのみ存在する都市の名。だが、これは真実なのだと白石の家の者は知っている。白石与三郎。彼は神隠しに遭い、そして3年の後、戻ってきた。神隠しの後、生存していたのは療養していたわずかに5年。戻ってきたときには左腕はひじから先を失い、右足にはひどい火傷があり障害が残った。胃は油を受け付けなくなり、好物であったという熱物の椀を食らうことは二度となかったとされている。だが、そんな彼が健康な肉体を失ってもなお、残っていたものがある」

「なるほど、繋がってきたな」


 真一が胡坐をかいていた足を解き、居住まいを正す。

 他の者も手につまんでいたポテチを急いで飲み込んだり、手についた塩を払ったりして姿勢を正した。


「当時、神隠しから与三郎が発見され療養に入り半年ほど経った頃、白石家本宅が火事に見舞われたとの記述がある。その時の新聞記事にもそれがあることからこれに関しては間違いない。どうやら放火だったようだが、火に巻かれて与三郎の兄である当主を含め一家全員が本宅に取り残されたようだ。今と違いスプリンクラーなどの消火設備も万全とは言い難いうえ、どうもかなりの大きさの邸宅だったそうだ。非常口にも念入りに火付けをしたらしい。まあ、商売人である以上、恨みを買うこともあるだろう。後日捕まった放火犯は、白石のライバル会社に投資して破産寸前の男だったとのことだがね」

「逆恨みってことですか?」

「さて、どうかな。その時の経営判断がどうだったかというのは、その時の当事者しか知らないからね。もしかしたら白石の会社の人間が仁義に反するようなことをしたのかもしれないが。……まあそこは本題ではない」


 こほんと雄吾が咳払いを一つ。


「……本宅の離れには白石与三郎が寝ていた。幸い、放火された位置からは遠く、火事には巻き込まれず、彼は無事に執事たちによって運び出された。そこで兄一家がまだ轟々と燃え盛る家に取り残されている、ということを知った」


 ふぅぅ、と大きく息を吐く。


「そこで、痩せ衰えていた隻腕の与三郎が本宅へと走り出したのだそうだ。止める間もなく玄関から中に入っていった。火を消そうにも勢いがすごく放水も焼け石に水。手の出しようがないため、周りで呆然とする関係者の前に与三郎が現れる。当主一家4名、当主とその妻、12歳の男の子と8歳の女の子を片手で背負ってな」

「うっわ。それ、ありえないですね。火事場の馬鹿力、っていうレベルじゃないですもん」


 由美が感想を述べる。

 それはそうだ。

 現実問題、200キロちかい重量を背負った痩せ男というのはありえない。


「……そして、救いだされた一家は火傷を負っていた。父、母、長男は幸い煙を軽く吸ったのと軽い火傷で済んだのだが、長女はそうではなかった。9歳の女児は顔にひどくただれた火傷を負った。その時出された診断書がこれだ」


 ぱっと映されたのは茂でも知る国立大学の付属病院名が印字された診断書のコピーと思われる一枚。

 診断書の見方は知らないし、当時と今では書き方も変わっているのだろうが、そこには人の顔が手書きのイラストで書かれており、その右半分が斜線で線を引かれている。

 おそらくそこが火傷の箇所ということだ。


「当時の医療水準では間違いなく痕が残るだろうレベルの火傷だったはずだ」

「……あ!あの、さっきの正月の集まりの写真!」

「よく気付いたな、隼翔くん。門倉、さっきの写真に画像を戻してくれ」

「わかりました」


 言われた門倉が正月の写真を映した。


「これが、その火傷を負った女児だ」


 白石与三郎と遊ぶ10歳くらいの女児。

 レーザーポインタで記されたその女の子は、カメラからすると真正面を向いている。

 にこにことうれしそうなその顔は、古い写真ながらもつるりとした肌質だ。

 火傷を負ったような傷跡は見られなかった。


「……きれいな顔してますね」

「深雪は何度か会ったことがあるはずだ。塚原の家の睦子さんの子供時代の写真になる」

「母の葬儀であいさつをされたのを覚えています。高齢で深いしわがあったりはしましたが、本当に自然な表情で、引きつりや何かをファンデーションで隠していたようなことも無さそうでした」


 皆に補足の説明をするのに、該当人物の記憶を引っ張り出して説明する。


「……治したのは与三郎だ、ということですか?」

「そのあたりについては記述があいまいなのだよ。ただ本宅が半焼してしまって、仮の家に帰ってきて泣き崩れる睦子さんとその母親を憐れに思ったのだろう。当時の当主の表に出ないプライベートの日誌には“奇跡が起きた”と書かれている。その晩から与三郎が1ヶ月、人事不省となったこともな」

「考えるに「ヒール」ないしはそれに近しい何かかな。与三郎が昏倒してるってことは道具ではなく、個人のスキルの可能性が大……。ただ、昏倒するってことはそこまで代償のあるスキルを?世界を超えたことで俺たちみたいに弱体化してるはずでも、「ヒール」にしては支払がデカすぎるな。しかも人4人を背負って火事場から脱出ってのは、肉体的に常人より優れているはずだし……。だが使えなくなったスキルを無理に使用したからこその、昏睡ってことも……」


 博人が呟く。

 こういった魔法系統に関しての知識に関しては、「魔王」柳博人が頭一つ抜けている。

 思案に沈む彼を横に、雄吾が話を続ける。


「幸い与三郎は目覚めたのだが、当主は深い感謝と共に彼を叱ったのだと記述がある。全員が助かったというのにお前が死んでしまっては意味がない、とね。与三郎も家族であり、それを守る義務が自分にはあるのだ、と。逆に与三郎は自分がほんの少し命永らえるよりも、これから先のある娘の人生に彩りを与える方が大切であると説いたそうだ」

「自己犠牲のカタマリみたいな考えですね。なんというか、隼翔くんぽい考えの人だなー」

「いやいや、僕はどうだろ?その時にならないとわかんないけど、やるやらないにかかわらず躊躇はすると思うよ?」

「んー。そしたらやっぱ深雪さんの一族っぽい考え?家訓的な?」


 苦笑する深雪が答える。


「万事、万人の為であれ。家訓ではないけど、一応社訓はそうなってたはずね。うろ覚えだけどね?」

「まあ、うちの社訓はこの際どうでもいい。大事なのはそういう、当時の医療水準を超える何かを持った男が実際にいたんだという事実だ」

「まあな。ただ、どれくらい前かは知らないけど昔のことだろう。映像として証明できる何かがあるわけでもないんじゃないのか?」

「……そこも追々、説明する。さて、次の映像を見て皆の感想を聞きたい。……門倉、頼む」

「はい」


 ぱっ、と映された白黒写真。

 そこに映るのはある一つの物品だ。


「……うっわ。完璧だな、こりゃ」

「モロ、それですね。茂さん、この写真が撮られるような記憶は?」

「……無いな。これは、“俺の”じゃない」

「でしょうね。そうであるならわざわざモノクロにする必要はないですし」


 各々がそのモニタに映るモノクロをみて感想を述べる。


「残念ながら、現物は既に廃棄処分されているが、このネガだけはマイクロフィルムにして保管されている。撮影されたのはつい最近ではない。そして所有者も「光速の騎士」ではないのは保障しよう」

「……だいたい予想がついているけど、この持ち主は誰だい?」


 真一が全員を代表してモニタの物品の所有者を尋ねる。


「この大きく破損した“兜”。所有者は白石与三郎。神隠しにより3年の間行方不明になり、発見されたときに身に着けていた品の一つだ」


 真剣な表情と、重みをもって発せられた言葉に誰もが押し黙る。

 モニタには、モノクロで撮られた、西洋風の兜が置かれている写真。

 そこでモニタの画が切り替わる。

 正面・右・左・真後ろからの4枚のカット。

 大きく右の額付近に裂け目が走るその兜は、ここ最近見られた「光速の騎士」の兜のデザインに非常に酷似していた。


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