7-継 一問 のち 一答
例によって蛇足でございます。
少し毛色が違う感じで書いてあります。
この話の直前にも1本投稿していますので、一応ご注意を。
レジェンド・オブ・クレオパトラ、シージャック事件に関する会見について、以下記者による質疑応答の一問一答。
-保安上の問題はあったか。
「事件発生前の認識では十分と考えていた。だが、日本国内にて銃火器によるテロリズムを想定はしていなかった。認識が甘いと言われれば甘んじて誹りは受ける」
-被害者への対応はどう考えているか。
「被害者全員の状況を調査中である。肉体的・精神的に傷つかれた方に関しては何らかの機会を設け、謝罪に伺いたい。当然のことながら今回の治療費、そして今後のケアについても当社が責任を負ってフォローするつもりだ」
-今回の件を受け、白石グループ各社の株価が下落している。どう思うか。
「株主の皆さんには多大なる心配とご迷惑をおかけした。謝罪する。保安上の問題が有ったということは先に述べたとおり。これについての早急な保安体制の見直しを行うことを、先程緊急会議を開き決定した。本業自体に致命的なトラブルがあっての下落ではない。今後の我々の仕事ぶりを見て、また応援したいと考えて頂ける様に、各社、日々の職務に邁進するように通達した」
-警察からの今後の聴取予定は。
「私に関しては知り得ることは全てお伝えするつもりだ。船内の調査が終わり、事件の調査が進む中で再度の聴取が行われるだろうことは予想している。当然、トップの責任として全面的な協力は惜しまないつもりでいる。ただ、今現時点で何時とは明言できない」
-件の「光速の騎士」について情報はあるか。
「急に現れ、急に消えた、というのが実際の所。私個人も彼が現れた理由は判らない。情報といえるものはない。むしろマスメディアの報道で彼の情報を手に入れているくらいだ」
-「騎士」が人質救出に協力した背景は何か。
「これに関しても不明としか言えない。ただ、保安担当者とも話したが我々の保安要員として雇った人員ではない事だけは確か。あくまで偶然、ないしは彼個人の矜持に従い行動したのではないか。報道されている“ヒーロー”というものを信じたくはなった」
-船内にて行われたライブ、ファッションショーがシージャックに利用された。
イベントの計画立案時に不審と思われる箇所は無かったか。
「これに関しては、本日イベント企画書を再度確認している。その全てがこういったイベント時に動いている、イベント業界では知られた企業であった。その企画書も我々だけでなく、映像配信会社ハイエンの精査も行われたものだ。パラダイス・ピクシー・プリンセスの新曲お披露目もあり、多くの方に楽しんでいただけるイベントとなるはずで、非常に申し訳なく思う。ただ、その注目度を鑑みて狙われたのではないかとも思っている」
-パピプメンバーは入院したことが確認されている。彼女らのファンへ何かあるか。
「先程も述べたが、まずは彼女たちに深くお詫びしたい。その上でファンの方々にも同様に申し訳なく思っている。そしてそれ以上に彼女たちの回復に我々はサポートを惜しまない。問題ない回復を心より願うばかりだ」
-船内で銃撃戦が有った。内装も傷ついている。今後の運用はどうするつもりか
「まずは警察の調査に協力する。船の今後の運用はその後で考えるべきと思う」
-社長自身の怪我の具合は
「病院の検査では今日の所は問題ないとのこと。問題があればすぐに受診するようにとは言われている。そのため見た目がひどいのは承知している。ただ、直接私が説明するのが筋と考えた。お見苦しいものを見せて申し訳ない」
-「騎士」「骸骨武者」へなにか言いたいことはあるか
「彼らが英雄視される一方で、銃刀法違反や、器物損壊の罪人だと糾弾する人もいる。批判覚悟で言わせてもらえば、それでも私たちは彼らが動いたことで命を拾った。彼らの働きが無ければ、多くの死傷者が出たと思う。白石総合物産社長としてではなく、白石雄吾個人として深く謝意を述べたい」




