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戦います、オカルト研究部  作者: コルころ
2/2

理解します、状況


『ただいま〜』

学校から帰り家に到着、疲れ混じりの一言を姉ちゃんにぶつける

『あれ〜祐介いつの間に出かけてたの?』

『は?何言ってんの?今学校から帰ったばっかだよ』

この歳でボケたか、俺はいつも通り友達と馬鹿しながら帰ってきたばっかなのに

『さっきまで自分の部屋にいたじゃない、見たもんボーとつったてるのてるの』

『はいはい』

流す返事をして自分の部屋へ。

その途中おれの部屋とは反対側の母さんの部屋に人影を見つけた。

『母さん?、ちょうどよかった今日』

ここまで言った時に気付いた、そこにいるのはお母さんじゃない、というか俺だ

『何で…、俺が』

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

『何だったんだよあれ、疲れてんのかな、今日暇だし病院でもいってみっか?』

結局昨日見た《俺》はすぐ消えてしまった。あれがなんなのかは俺にもよくわからない

『おい、祐介お前昨日話しかけたの無視っただろ』

『シカトしてんじゃねぇぞ』

馬鹿が来た、それもとてつもないやつ二人

『???、何言ってんだ俺は昨日お前らにあってねぇよ』

『お前こそ何言ってんだよ、昨日イオンのゲーセンぶらついてただろ!』

そー言われましても俺は昨日家で溜まってたアニメを見てただけなんだけどなぁ〜、外出はしてないはずなのに。

『いや、人違いだろ、ほら似てる人は世界に三人はいるっていうだろ』


『ただいま〜』

学校から帰り家に到着、疲れ混じりの一言を姉ちゃんにぶつける

『あれ〜祐介いつの間に出かけてたの?』

『は?何言ってんの?今学校から帰ったばっかだよ』

この歳でボケたか、俺はいつも通り友達と馬鹿しながら帰ってきたばっかなのに

『さっきまで自分の部屋にいたじゃない、見たもんボーとつったてるのてるの』

『はいはい』

流す返事をして自分の部屋へ。

その途中おれの部屋とは反対側の母さんの部屋に人影を見つけた。

『母さん?、ちょうどよかった今日』

ここまで言った時に気付いた、そこにいるのはお母さんじゃない、というか俺だ

『何で…、俺が』

➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖

『何だったんだよあれ、疲れてんのかな、今日暇だし病院でもいってみっか?』

結局昨日見た《俺》はすぐ消えてしまった。あれがなんなのかは俺にもよくわからない

『おい、祐介お前昨日話しかけたの無視っただろ』

『シカトしてんじゃねぇぞ』

馬鹿が来た、それもとてつもないやつ二人

『???、何言ってんだ俺は昨日お前らにあってねぇよ』

『お前こそ何言ってんだよ、昨日イオンのゲーセンぶらついてただろ!』

そー言われましても俺は昨日家で溜まってたアニメを見てただけなんだけどなぁ〜、外出はしてないはずなのに。

『いや、人違いだろ、ほら似てる人は世界に三人はいるっていうだろ』

『私たちも見たよー、神前が街を間抜けズラで歩いてたの』

『間抜けズラ!?』

『『やっぱり、おまえじゃねぇーかぁー』』

スパァーンと二人の張り手が右と左の頬に炸裂する。

なんやかんやあって昼休み、地味にまだ頬が痛い

『あいつら確証もないのに、あー痛ぇ〜、でも何だったんだ昨日見た俺といい、あいつらの見た俺といい』

昨日俺が見た《俺》をあいつらが見たんじゃないか、でもそしたら俺が疲れてたんじゃなくて本当に《俺》が存在してたことになる、いやー、なんかとてつもなく怖い。

『見間違いだよね、もう一人俺がいるはずなっ』

『もう一人の自分を見たの?』

『ウギャァァァァァァア』

自分でもキモいと思う悲鳴を大声であげ倒れこむ、顔を上げ話掛けられた方を向く。

『お、乙坂?』

そこに立っていたのは乙坂 明音だった。乙坂は美人で物静かで学校のかわいい子ランキングトップ10間違いなしの美少女だ、そして俺の気になる女の子でもある、というか喋ったことないのに何故いきなり?

『もう一人の自分を見たのね?』

『いやっそうだけど多分見間違いかなぁ〜って』

『やっぱり見たんだ』

音坂はふむふむと頷きそのあと真剣な顔で話し始めた

『あなたが見たのは思念の塊、マインドロスト、自分の思念が強すぎたことによってその思念がすっぽりと抜け自我をもち行動してしまってるの』

『…、はっ?』

あっれ〜乙坂って物静かの超絶美人さんじゃなかったか?まさか中二病だったなんて、あぁ、俺の理想像が崩れ落ちていく

『なにいってんだよ、俺はいつも通り普通に過ごしてたよ!?特に変わったことなんてなかったし』

とりあえずこの場から逃げたい、なんとしてでも

『その顔、信じてないでしょ』

『いやそんなことないって』

うーんと考え込んだ音坂はすぐにあっとなんかを思いついたようにいいニコッと笑った

『よし、これなら信じるよね』

そう言って水道の蛇口をひねり右手の人差し指をピンと立て目をつぶった

『よく見ててね』

そう言うと同時に蛇口の水が乙坂の指先に集まっていく

『どう、信じた?』

『お、お前っていったい何者なんだよ』

『退治屋だけど』

理解するのにもう少し時間が欲しい

というか理解するのが苦しすぎる


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