端役の剣河〜現実崩壊の今世〜終わらぬ地獄の輪廻
特殊能力を持つ人間(超人)や妖怪などが存在する現代ファンタジ一の世界。超人に憧れ、超人がこなす華やかな職に就く事を夢見る凡人以下の無職、剣河は日々体を鍛えていた。ある日人間と妖怪の戦争に巻き込まれる。人類は勝利、自身の非力さに絶望し、特殊能力に憧れているというのは本心ではなく、本当に欲しかった能力は社会に適応出来る能力である事に気づく。終戦後の経済の荒波に揉まれながらも社会に適応し職についた。対して、人類最強である超人の鏡坂は悪党から人を助けていた。しかし、世間の声は辛口で厳しく現実は非情だと嘆き、孤独に生きると誓う。妖怪と人間の戦争が始まり、戦場では鏡坂のみが生き残るが、その時、孤独は虚しく悲しいものだと気づき暴走する恐れがある特殊回復能力で全人類を生き返らせようと希望を捨てず、無謀とも言える作戦を実行。その後、全人類は生き返る事なく逆に能力の暴走により生き残っていたわずかな人類をも傷つけてしまい自殺した。