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私達のお母さん。  作者: 巧ワン
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わたしのおかあさん。


私を産んですぐの頃に、父は母が貯めていた私達の入学金を盗んで、何処へ消えた。


長女と次女は既に自立していた母は、施設を出た三女と残った私を1人で育てた。


近所の人に私と姉を預けて、母は朝も夜も仕事に出た。


父に縛られず、暴力も振るわれなくなった母の精神状態も生活も安定した。


そんな日常が続いたある日の晩、あいつは帰ってきた。


私が母と一緒に寝ていると、突然、踏みつけ、蹴飛ばし、罵倒する。


父だとすぐに理解した私は、母に覆いかぶさり、やめてよ!と何度も何度も叫んだ、必死だった。


次の日、母は精神病院に入院した。


姉と私だけになった部屋へ、父は2日に1度だけ帰ってきては乱暴、強姦することに、私達はただ耐えるしかなかった。


食べ物もお金もない暗い部屋で、ただ1日が過ぎるのを待つ日々で、どうしても空腹を我慢できない日は1番上の姉に電話でお金をせがんだ。


たまに、父の妹の息子が、私を駄菓子屋という場所へ連れ出した。


駄菓子屋とは、近所の大きな石が2つある間の隙間を指す。


そこで当時9歳だった恐怖で動けない私の下半身を何度も弄んだ。


そんな日々で唯一の生きる希望は、母に会うことだった。


低学年の私は何度も道を間違え、病院へ辿り着くのはいつも家を出て1時間後だったが、それでも会いたかった。


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