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僕の片目は灰色  作者: 摩子猫
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せんせい!なにするの!?


「もうそろそろ行かないとね、お医者さん。」


とつぜんままが言ったんだ。


「このままだと、ふたりの間に子供できちゃうしね・・・」


ままがまた言ったの。


こどもって、なんだろう?

ぼくはまいにち、せどなとじゃれあって、けんかもするし、

でも大好きだから、ぺろぺろなめてあげたいし。


「じゃあ今度の休みに連れてこうか?」


「そうだね・・・できる時期になったら、早いほうが、個人的にね。」

「これは人間のエゴだって、わかってるけど、どうしてもね。」



「・・・・・・」

「・・・・・・」


ぼくとせどは、ふたりできょとん。

まぁいいや、またふたりでとろとろおひるね。


でも、そのときはやってきたんだ。


ふたりでなにかに押し込められて、ぼくたちは運ばれてった。

ままとぱぱは、あたりをきょろきょろみまわして、

だーーーっと走って、またがったんごっとんゆられてった。


ついたさきは・・・「せんせい」っていうのがいるあそこ!


やだよ!やだやだ!やめてー!

せどといっしょにじたばたじたばた。


「それでは午前中でリオちゃんセドナちゃんの手術終わりますので。」

「お迎えは午後のこの時間くらいに来てくださいね。」


「はい、よろしくお願いします。」


そういって、ぱぱとままは、とくにままはおろおろしんぱいそうに、

ぼくたちを置いてった・・・。


なんで、まま!

ぼくなにもしてないよ!


なんで、ぱぱ!

なんでおいていっちゃうの?


ぼくとせどは、ふたりでびくびくしてた。

そうしたら、まっしろなひとがきた。


やだよ、うちにかえして。

ぼくたちのいえにかえして!


「リオちゃん、セドナちゃん、おっきくなったねぇ~!」


なにもこわくないからね、って言って、ちょっとちくってされると、

なんだかねむくなって、それからずーーーっとぼくとせどは、

眠ってたみたい。


とろとろして目が覚めると、もうふたりでいっしょのハコに入れられてた。


なんか、へん。

どこか、へん。


ままとぱぱもきてて、ままはたってって、しろいひととお話をしてて。


「どうもありがとうございました。」


「ごくまれに、違和感があって、舐めたりしちゃうコもいるんです。」

「もし緊急事態の場合、連絡してくださいね。」


「はい、わかりました。お世話様でした。」






「まあ、室内だけど、こればっかりはね。」


「前いたコは、去勢してもスプレーはやめなかったなぁ。」


まま、まだぼくぼんやりしてるけど、ままのこと覚えてるよ。

忘れてないよ。

またおうちに帰れるんだよね?


「あたりまえじゃない!ままとぱぱが来てくれたんだから!」


やっぱりぼくと同じように、少しぼーーっとしてるけど、

せどが当然よね、っていう感じでそんなことを言った。


ああ、よかった。

またおうちへかえって、おいしいごはんたべて、

せどとおっかけっこして、ねむいときにねむれるんだ、

これからもずっと。







初めまして、読んでくださってありがとうございます。


好意的なご意見も、否定的なご意見も持たれやすいですが、

それでも読んだぜえええええ!!!とひとこと、お願いいたします。


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