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僕の片目は灰色  作者: 摩子猫
20/24

違うびょういんへ

あれから、せんせいのところには行かなくなっちゃった。


ママとパパも、難しいお話をしてるみたい。

僕がいないとこでとかだけど、時々その難しい話が聞こえるときがある。


僕のからだは、相変わらずのスコシダルイだったり、

ちょっとイタイイタイかも、だったりしてた。


でも、とろとろうとうとしてたら、すぐ治っちゃうんだからね!

だいじょうぶ!


でもママが、ある日どこかに電話をかけて、

それからあちこち電話をしてた。


パパが帰ってきたときにも、僕の前ではお話はしなかったけど、

向こうの部屋でお話が続いてたみたいだった。


そしたら、また!

ママとパパが突然、僕をキャリーにぎゅうってして、

ぱたん、ってして、またまたどこかへ。


僕もう、キャリーに入れられると、

びょういんへ行くってことばっかりだったから、

チュウシャされたり、痛いことばっかりだからいやですー!って叫んだんだ。


パパがうんてん、ママがじょしゅせき。

時々僕のイヤですー!たすけてー!っていう声に、

ママが、


「リオー!」

「だいじょうぶだからねー」


って声かけてくれるけど。


ママもわかっていて、それでいてホントウノコトを言うのをサケテタ。


ママの笑顔のうしろがわには、ママの悲しい顔がみえた。


僕、ゲンキじゃなかったの・・・?

もっとセドと取っ組み合いしてればよかったの・・・?

そしたらゲンキだねーって笑ってくれたの?


初めまして、読んでくださってありがとうございます。


好意的なご意見も、否定的なご意見も持たれやすいですが、

それでも読んだぜえええええ!!!とひとこと、お願いいたします。

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