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僕の片目は灰色  作者: 摩子猫
19/24

いつものせんせいだ!

「少し体を休めないとね。」

「はいそこのセドナさん、通りすがりに威嚇しなーい!」





ママはちょっとの間、僕のことを、僕がやりやすいようにしてくれた。


セドは相変わらず、

「今のアンタは、まだヘンなニオイが残ってる!あっちいって!」

って、かおあわせると、にゃーーー!じゃなくて、しゃーーー!っていうの・・・


ようやく落ち着いてきたとき、パパとママが、

「そろそろかかりつけの先生んとこ、行こうか。」

って。


「うん、結果報告もしないといけないしね。」


「あと、撮ってもらったCDRも持ってかないと。」



んんん?

またまたわからないコトバです、ママパパ。


「じゃあまた今週くらいかな?」


「そうだね。」


僕が生まれた時から行ってる、あそこのびょういんに行くのかな?


あそこもびょういんなんだけど、僕が生まれた時から、

からだのあっちこっち、イヤだけどみてもらってるし、

かんごしさんたちも優しいし、ママとパパがシンライしてるせんせいだから、

みてもらってもいいかな、ホントはちょっぴりイヤだけど・・・





「こんにちは、リオちゃんですね~!」



しばらくたってから、僕の名前が呼ばれた。


相変わらずのしんさつだい。

相変わらずのせんせい。



せんせいのひとことめが、

「電話でだいたいの報告受けてます。」


「これからは、緩和ケアをしていきましょう。」


そういって、いつもとは違うチュウシャを、僕にした。


「とりあえずインターフェロン打っときました。

これ、免疫系に作用するお薬ね。

それにしても大学病院の先生も言ってたけど、

 この病気、進行早いのに、びっくりしてたよ。

 あんなに元気そうなのは珍しい、って。

 僕もまさか、と思ってたんだよ、だってこんなに元気だしね。」


ゲンキ、って、イイモノなのかな?

ゲンキ、って、僕がゲンキだと、ビョウインこなくてもいいのかな?


だったら僕、ゲンキってなる!


・・・でも、ゲンキって、どういうのかな?




初めまして、読んでくださってありがとうございます。


好意的なご意見も、否定的なご意見も持たれやすいですが、

それでも読んだぜえええええ!!!とひとこと、お願いいたします。

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