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駄菓子屋さん解説コーナー【青べーっだ、緑べーっだ】

【青べーっだ、緑べーっだ】


琴音「どもども皆さまお久し振りです!久々の私、琴音による駄菓子解説コーナーの始まりです!!今回の駄菓子はーーー」


翼「噛むと舌の色が変わる、っていう名前そのまんまのガム、青べーっだ、緑べーっだ、だ」


琴音「…店長、私の仕事を奪わないで下さいよ」


翼「まっ、俺も知ってる貴重な駄菓子だしな、詳しくは近未来のタバコの方で、つーか本編でも散々説明してんだ、このコーナーいらなくないか?」


琴音「え?えーと…」


翼「つー訳で今回は趣向を変えてこいつで西園寺のお嬢様を驚かしてやろうと思う」


琴音「えぇ!?翠ちゃんをですか?」


翼「あの妙ちくりんな黒いキューブのお返しだ、そもそも、こうやって相手を驚かすのがこの駄菓子の正しい使い方だろ」


琴音「う…、あってるので反論出来ません」


翼「だろ?ガキとかこういうの好きそうだもんな」


琴音「ではでは店長、何色にします?」


翼「おぉ、意外とノリノリだな、色っていっても…、青色か緑色だろ?」


琴音「いえいえ、このガムのレパートリーをなめてはいけません、他にも赤べーっだ、黒べーっだがあるのです」


翼「赤って…ベロなんて元々赤色みたいなもんだろ?」


琴音「より真っ赤になると考えてもらえれば」


翼「そーだな…、なら、いっそ混ぜてみるか」


琴音「混ぜる…ですか?」


翼「青べーっだと赤べーっだを纏めて口に入れてみる」


琴音「なんと贅沢な、じゃあ私は黒べーっだを頂きます」


ひょい…パクパク、モグモグ。


翼「さて、しかしこれは何色になるんだ?自分じゃ確認出来んぞ」


琴音「私も別々の色を混ぜた事なんてありませんでしたし、店長、舌、見せて下さい」


翼「おぉ、ほれ」


べーっだ。


琴音「わ~!!青と赤を混ぜると紫色になるんですね!!」


翼「ほれ、琴音も見せてみろよ」


琴音「わ、私も…ですか?」


翼「何で赤くなるんだよ…、黒くなってる舌とか見てみたいだろ」


琴音「いえ、その…こうやってお互いに向かい合って舌を出し合うのって、その…」


もじもじ…。


琴音「ちょっと…アダルトチックな、感じです、よね?」


翼「いや、やってる事はどう考えてもガキのする事だろ…、耳年増さんめ」


琴音「え?え?私が変なのですか!?」























ーーー


ーー



翠「それで…、私に用があるって聞いたけど、どうしたの?朝河さん、高屋敷さん」


琴音(翠ちゃん、ごめんね)


べーっ。


翠「こ、琴音さん!その舌!!た、大変、すぐに病院に!!」


琴音「って、え?あ、あの…、翠ちゃん?」


翠「救急車…、いや、それじゃあ遅い!だったら西園寺グループの緊急車両を回して」


琴音「翠ちゃん、落ち着いて!!」


翼(くくく…、効果は抜群だな、ならば俺も)


翼「さ、西園寺、大変だ!俺の舌も見てくれ!!」


べーっだ。


翠「…ちゃんと歯を磨いてますの?もしかしたらタバコの吸いすぎじゃないんですか?」


翼「(´・ω・`)」


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