未来の唄。
雨がやむように
いつかあなたはいなくなる
嘘つきで優しいあなた
永遠などいらないから
お願いだから
顔も見たくないのに
来てくれるのを待つ
苦しくて息もできなくて
決して手に入らないものを
ここでずっと待っている
淋しい哀しい
幸せになりたい
ずるさは捨ててきたから
全部あなたにあげるから
側において下さい
誰のものでもない
近づくこともできない
綴った手紙は届かず
てのひらの空白は
どれほど深いのか
泣いて泣いて
二度と戻らないものを
縫い合わせたぬくもりを
ねえ、どうかと
喉がさけるほど泣いた
花の香りがして
ひとひらの夢に溺れて
深く深く沈んだ
下手くそなつながりでも
本当に愛してた
間違いだとしても
満たされていた
胸が張り裂けるくらい
めちゃくちゃに焦がれて
求め合ったから
優しい優しいあなた
夢から覚めたら
呼んでももういないの。