転生<:%×:%…ら+:☆>だった件
私の名前は××××××。
自己紹介も何も一般人すぎて特筆すべきことはない。
だか、ついに一般人ではなくなる。
『あなたは亡くなりました』
そんな文字が真っ白な空間に浮かび上がった。
ウィンドみたいな枠ぶちで囲まれている。
転生もののステータス見たいな感じだ。
『転生しますか?
YES or NO 』
そうまさに転生ものだ。というか転生だ。
人生100年時代に20代で亡くなったから
たしかに人生を5分の1しか味わっていないが、
まさか+でもう1人生貰えるとは思わなかった。
『YES』
or
『NO』
こんな選択、現代日本人ならみんな同じだろう。
どっちを選ぶかなんて決まっているようなものだ。
まず日本人は漫画でこの手の設定を大体知っている。
あの俺tueee(書き方合ってるかな?)やら、
エルフやドワーフなどの亜人転生など
そうあの異世界転生だ。
『転生する場合ランダムな特典が付与されます』
まだ、画面(?)を押さないでいると
さらに重要な情報がもたらされた。
まず、ランダムな特典ってあるが
スキルやらお金やら武器たどが貰えるだろう。
しかも、スキルやら武器だった場合
転生する人が私以外にいるかわ分からないが、
最低でも、そこで生活できるぐらいで、
最高だと、ユニークなスキルや武器
要するに唯一無二なものも貰えるだろう。
ここで唯一無二がいかに大切か力説したい。
現代日本において個性が大事だ。
だが、面倒なことに規律を重んじる日本人は
協調性のなかにほんのひとさじのアクセント
いわゆる個性を求めてる。
だか、転生ものの個性は、
ないと主役じゃなくなってしまうぐらい重要だ。
だれが何の特徴もないやつを主役にしたいんだよ。
スライム然りオーバーなロード然り
こういう魅力的な要素は転生ものの要素に必要だ。
っと話が物語方面に逸れてた。
「協調性」
人間、群れを作ったら必然的に協調性は必要になる。
だか、転生先が何処かは分からないが
日本ほど求められないだろう。
そこでなら、個性はいわゆる「強み」になる。
周りから逸脱しすぎは良くないが…
そこは調整すれば問題ない。
周囲に合わせるのが得意な日本人なら問題ない。
っと、ほんとに力説しすぎた。
ちょっと自分と無縁すぎて力みすぎた。
まぁもうここまでいったら分かるだろう。
私がどっちを選ぶのかなんて。
私は多数派だ。
少数派がなぜそっちを選ぶのか理解できない。
いや、流石にそれは嘘だ。
分かるけど……分かるけど、そっちは選びたくない。
「よしっ!」
そろそろ自分が亡くなったことに折り合いがついた。
やっぱり理解することと納得することは違う。
「ふぅ…」
よし冷静に考えても押す方はこっちだろう。
現代日本人として正しい選択もこっちだ。
さぁいよいよ……
××××××行きます!!!!
ぽちっ
『NO』
『あなたはNOを選択したため、
亡くなる1日前に記憶を保持したまま戻します』
えっ!?まじっ!!
予想していなかった、思った以上にいい結果だった!
そして、私は1日前に戻り、宝くじを買い、
また五億円の価値がある紙をゲットした。
そして今度は街行く人たちを札束で殴ったりせず、
それで、街の怖い人たちに喧嘩を売ることもなく、
無事家まで辿り着きましたとさ。
めでたしめでたし…
えっ…なんで『YES』を選ばなかったって?
逆に何で選ぶと思ってるの?
私、日本人だよ?
無理じゃん。価値観、絶対絶対合わないよ。
記憶持っていけるかわからないけど、
もし持ってなかったら、転生する意味ないし。
もし持ってたら、それこそあんな危険な世界無理だよ
まず、「魔法」
これがあった場合、
それこそ銃社会のようにみんなが武器あるってこと。
どんな感じかによるけど、
日本より治安の整備は難しいだろう。
次に、「魔物」
もしくは害獣とかがいた場合、
まだこれらによる被害を受けているのなら
人が霊長類最強にまだなっていない。
要するに、まだ完全に管理できていないってこと。
それは森を歩けば、ヒグマに当たるの如く危険だ。
というか、情報が少なすぎて、
日本にいたころの空想の情報を使わないといけない。
これが1番きつかった。
いろいろ空想に空想を重ね、
いろんなパターンを考慮しないといけなかった。
まず、その世界の人間は飼う側か飼われる側か。
そして、まず人に転生するのか、
特典次第でドラゴンにもなりえる。
あと、この転生させるものが自分の味方か敵か。
そのものの意思関係なく、自分にとって益か?
ここら辺を明確にできなかったのが
今回の判断基準に影響を与えた。
画面も色々いじってみたが、あれ以降情報がないし。
まぁだからこの時点で行かないのが安牌ではあった。
そして、「倫理観」
ここら辺が1番大きい理由を占めている。
赤ちゃんから生まれたとして、
その場所の倫理観に染まるのが大変だ。
転生ものの多くは命の価値が軽い。
まず病院がない。知らない病気がある。
この2つは平均寿命を下げるだろう。
魔法で治せる世界に行けるといいよね。
他は、飢餓、衛生管理、犯罪、etc…
まだまだいっぱいあるだろう。
魔物然り魔獣然り魔族然り魔王然り、これらが
人に害なす存在だとさらに行きたくなくなる。
命の価値が軽いってことは
それだけ身近な人が亡くなる可能性があるってこと。
日本人というか、私はそこが厳しい所だと思う。
しっかり殺生できないとつらい。
その世界にしっかり染まれるなら平気だろう。
大体こんなものだろう。
まだいろいろ行かない理由もあるが、
やっぱり振り返ってみて行くのは難しかったろう。
これらをまとめると、
1、なぜ転生されるのかわからない
2、行く世界のことをよくわかっていない
3、特典の情報がない
結論:情報が少ない
まぁでも、情報が無くても行きたい人はいるだろう。
私はそこそこ生きたし、
あの真っ白な空間でもう覚悟は出来ていた。
まぁ結果的に生き返ることが出来たが。
次に行くときはさらに情報を持っていこう。
といわけで5億あるし漫画いっぱい買っちゃお。
えっ!葬送の世界めっちゃ雰囲気素敵!
えっ!第七の世界行きたくないけど見ていたい!
こうしてまた1人漫画オタクが出来上がるのでした……
死ぬってことは自我が無くなるってこと
とても怖いですよね……
えっ怖くない……?………………………私は怖いです…
どちらを選ぶのか?
そしてなぜ選ぶのか?
我々は興味が尽きない
次の人間は誰にしようかな…………………………
あの時点の、情報であなたはどちらを選びますか?
転生ものって設定凝ってるやって面白いよね




