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魅惑の幼き魔女 西田宏美編(1)

(2)魅惑の幼き魔女――西田宏美(取材日時:2013年8月~2013年9月)


「あんまりこの話題に触れると、この先将棋界で生きていけなくなりますよ」


世の中には「タブー」というものが存在する。イスラム教による豚肉、中国における天安門事件、芸能人による共演NGなど、程度の違いはあれど大なり小なり。どの世界にもある。

将棋界にもその歴史からいくつかタブーが存在するのはご存知だろうか。とはいえその多くは表に出ずに闇に葬られている。今回はそのうちの一つであるタブーを掘り下げていくことにした。といっても、一部の目ざとい将棋ファンであればその違和感を覚えた方は多いのではないか。


西田宏美。


1985年に女流棋士としてデビュー。当時はまだ14歳。中学生離れした端正な顔立ちと美貌で男性ファンの心をつかむと、人気女流棋士としてブレイクを果たした。ところがデビュー年が早すぎたのか、しばらくは負けが込み、3年目までの通算成績は7勝23敗。同性からは目の敵にされたともいわれ、彼女と対局する相手は並々ならぬ気合で臨んでいたと噂されることもあった。


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