表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/16

早熟の天才 三輪鉄矢編(終)

さて、前書『消えた天才~将棋界の恐るべき闇~』ではスッキリしないまま終わってしまった。本書ではその追加取材をしたものを加筆させていただく。

まずは成田誠である。成田は二○一六年に鬼籍に入られた。享年七十三歳。死因は肝臓がん。成田の葬式にはたくさんの人が詰めかけた。らくらく上野将棋センターは成田の知人である広瀬靖幸が受け継いだが、経営不振に陥り約一年後に廃業となった。

続いて藤野俊幸。前書の出版後になんと藤野から電話があった。

「実は当時、暴力団に所属していた将棋好きのおじさん「I」と繋がりがありました。指導の関係だったので手厚く接していたんです。ですがその内まずい世界に入ってしまったと気づきました。当時の賞金大会の運営委員の一人がIなんです。Iが賞金を持ち逃げしていったと聞いています。Iは将棋好きでそっちの世界に知られていましたから、放っておけば私にも暴力団側から問い詰められていたでしょう。それで私は怖くなり北海道に逃げ帰りました」

当時、私を暴力団側の人間と勘違いをしたようだった。前書の出版を知り、失礼をしたと詫びがあった。どこの出版社か身分を尋ねてきたのもうなずける。Iの現在は消息不明。少なくとも日本にはいないという。外国の地で暮らしている可能性が高いそうだ。藤野は続ける。

「Iはシンガポールに憧れていました。もしかしたらそこで将棋好きな人と指しているかもしれませんね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ