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間けイベ0

どうもはじめましての方ははじめましてです。気楽にふと出た物語の基盤となる初めを書きました。次話からはちゃんと(?)した物語のはじまりなのでお読みになっている方がおられましたらうれしいです。


それではよろしくお願いします。




 この世界がおかしいと思ったのは過去にいくつかある。


 キッカケは大型怪物ボスモンスターの討伐だった。自分も仲間達も弱くはなく、戦う前に弱点を把握をし、いくらでも有利になるように道具や魔法と武器を準備をし整えてから戦った。


 戦闘した時間なんてそんなに長くはなかった。先程も言ったが自分達は弱くはない。攻撃面だけでも押していた、弱点魔法を放って押していた、道具も使用し押していた。押して押して押して押して、大型怪物は地面に身体をくっつけて動かなくなった。


 誰でも、『倒した!』っと思うだろうし、喜ぶ。自分達もそうだった。


 だが……。


 大型怪物は生き返ったのだ。生き返った所か前戦よりも強く頑丈に。


 仲間がやられ、自分も最後は……。


「助けに来たぞ!」


 この声主のおかげで私達は生き延びた。声主の正体は私達よりもずっと強く、各国に信頼も期待も持たされている、私達の言葉で『勇者』と呼ばれる者だ。


 勇者達の戦闘は初戦で戦った私達じかんよりも、ずっとはやい。強化された大型怪物という斤量があるにも関わらず。


 この後いろいろあったので折るが、勇者一行は『道具か強化魔法を使って君達に仕返リベンジししようとしたのだろう。』と、この時はこの言葉を信じた…………。道具を使用するにも腱を斬って不能にさせていたし、魔法を使用していたのなら、いくら勝利に余韻あった私達程度でも流石に気づいていた。そして念入りに大型怪物とその周辺を調べたが、そのような痕跡がないのが不思議、と疑問事と一緒に。




 数か月後。私は防衛戦の依頼を引き受けた。


 防衛戦の内容は迫ってくる無数の魔物と怪物を撃退するという単純な仕事。単純と言ったが非戦闘が3日も開ければ良い方で、最悪雨風ある日に数時間おきに戦闘が重なる。どちらも消耗戦となっているだろうが一向に敵数が分からず減る気配がない相手と目に写る日々増える負傷者と重傷者と死体の数の味方。


 ただ人間数を減らすだけの仕事ではないかと精神的に負食われの中、ようやく報われる日が訪れた。


 国が密かに開発していた、広範囲で長距離で目標物を消滅させられる兵器が完成。その兵器はすぐさま使用された。


 結果。その日も大多数で現れてた魔物と怪物は蒸発。綺麗な青空が祝福してくれたのは今でも鮮明に思い出す。


 勢いに乗った国は元凶となる魔物と怪物達の巣窟場へ、兵器と大人数の兵士と傭兵に勇者一行が動き出す。私も一応腕を買われて入っていた。


 第一波、第二波、三…四……五…………。襲撃は兵器と勇者達のおかげもあって簡単に行進できていた。


 だが……。


 巣窟門前に現れた大魔物ボス。そいつは強そうだった。いや、確かに強かった。勇者達は雑魚魔物達に邪魔されている中で私達はその大魔物と戦ったが、魔物が腕を一振りすれば重量ある大柄兵は簡単に吹き飛び、魔法を使えば数人は簡単に焼け死ぬ。それでも私達は剣撃と弓矢で魔物を襲う。


 そうやって時間を稼ぎ、やがて私達側の兵器がやっと可動し、敵側を一掃。


「このぉ人間共があああぁぁ!」


 残ったのは焼けただれた姿となった大魔物。


 勇者一行は立ち向かう。勇者達の剣と魔法捌きは着々確実に大魔物を殲滅へと導く。


 私は、いや、周囲の兵士傭兵達は確信していたはずだ――――。


 勇者の最後の一撃!!


 ――――『勝った!!』っと。


 …………何が起こったと思う?


「ぁぁぁああああ! もう邪魔だ!! 消えろっ!!!!」


 しっかりと私は見た。皆も見ていた。致死となる攻撃で大魔物は完全に沈黙した。……沈黙は一呼吸の間だっただけ。復活した大魔物は勇者達を一蹴、嵐のような風と共に勇者達は飛ばされた。残った私達も容赦なく襲われる。


 大魔物の攻撃を受けた時、私は思った。


 道具も強化魔法も使っていない。魔物や怪物には何か底力的な能力があるのだろうか、と。死を覚悟しながら考えていた。


 …………巣窟戦から私は一週間眠っていたらしい。後に来ていた救護隊が生き残っていた私を助けてくれたのだ。


 この後の出来事も端折るが、結果としては勇者一行は大魔物を討伐したと聞く。更に大魔物を手駒にしていた頭的魔物も。


 …………私は妙に感じた。その妙な感じは心残りとなり、時には酒の席でうっかりと口を滑らす日も度々あり、『何か強い武器か魔法を手に入れたんだろう。』っと答える知人もいたが、私は納得ができなかった。




 巣窟敗戦から引退するまでの間、私は恐らく計8回の勝てない戦闘に遭っていると推測した。これは多いのか少ないのかは分からない。しかし私以外にも、世界の至る所の誰かが同じような事態に遭っているいるはずだ。


 …………私はもうすぐ死ぬ。だからというワケではないがこの書物を記した。この後にもいろいろ記した事を載せておくが、これを読んで意味不明だとか、何を言っているんだとか思われても仕方ない。確かに最近はお漏らしが頻繁に………。


 …………その場で火種として使って身体を温めても良い。この洞窟から出られたら売っても良い。多分金にはならないだろうがな。


 ……もし。もしも私に共感か、似たような境遇に合って、必ず負ける戦闘になんらかの興味がある者がいたら、参考にしてくれ。


 私が一番やりたかったのは、どうしても勝てない戦闘にもし…………いや、多分それは君が成し遂げるだろう。


 ――――――――――――。




どうもありがとうございます。

実はこれ1話だったのです。しかし書いている内になんだか長くなりそうだし書きたいことがなんか違う、困ったなあ、っということで日記(0話)になりました。

次話からは主人公が登場します。

それでは失礼します。

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