新しい春
(短歌四首)
結婚の
記念日だけは憶えるよう
3月3日の日を選び、春
焦げたパン
昔は癌になるからと
怯えた、それでも美味しい食卓
鬼よりも
悲しい爪はないと云う
心を裂くしか用のない爪
そして詩の
獣の声を聴けたとき
ひとつの呪いが解けた気がして
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お読みくださり誠に有難うございます。またお会いできる日を楽しみにしています。
でわ。
で、終わらない理由があって。
終わらないというか、終われないというか。
あ、終われる。
でわ。