閑話 万華神《古都音編》
生きてます。一応
古都音は翠を司っている生まれて900年程の詩神。
序列は5位、詩を現実にできる力を持っていて、古都音が彼は罪を犯すといえば彼は本当に罪を犯す。
古都音は詩と真実と想像を司る神である。
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「おぉ〜!この桜ええなぁ。金色になったらもっと綺麗になりそうやわ〜」
古都音は想像が好き。
ルールなんかに縛られず、自分の好きなように、思うように、それが叶うのが想像だから。
「こーとーねーさーまー?」
「……なんや、千歳」
「なんやじゃないっすよ!まーた俺の作った庭を壊す気っすか!なんすか!次はこの桜を全て梅干しに変えようって魂胆っすか!」
「おうおう、そんな事するつもりはないで。一旦落ち着きや」
古都音の側近、千歳は現実世界では庭師をしているため、花などにはかなりの愛着がある。
だが古都音は詩を使って庭をいじるため、毎度大変らしい。
「ほんとっすか?」
「本当、本当。まぁ金色にしたら綺麗になりそうとら思ったわ」
「やっぱ思ってんじゃないっすか!」
「いやいや!でもほら、結構綺麗だとは思わん?」
「………」
「んな顔せんでもええやん……」
古都音はう〜う〜言いながら千歳に縋る。
本当に主か疑ってしまうが主なのだ。
「お兄!うるっさい!生け花に集中できない!」
すると屋敷の奥から千歳の妹、そして古都音の二人目の側近の千秋が出てきた。
「いやだって、千秋!古都音様がまた庭をいじろうとしたから!」
「はぁ……お兄、花を大事な気持ちは凄くわかる、わかるよ!んで、古都音様、あんまりお兄の庭をいじらないように。さもなくば、泊莉様に言いつけますからね?」
「ぐぅ……代表の名前を出すのはずるいわぁ……」
「これに関してはしょうがないでしょうが」
そう、泊莉は万華神の代表、つまり序列1位なのである。
なのでほぼほぼの神たちは泊莉には逆らえないのだ。
「わかった。もう無闇に千歳の庭をいじったりしぃひん。だから泊莉はんに言いつけるのはよしてな」
「もう……じゃあ、できるだけ静かに、お願いしますね!」
「はいな〜」
(……お腹減ったなぁ。まだお団子あったっけな?)




