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55話 みんなで作るもの4

おっ、お久しぶりです……

『条件を達成、プログラムを解除します』


天からシータ達とよく似ている声が降り注いだ。

えっ、プログラム?解除?どういうこと!?

ってそれより!


「条件を達成って!」

「はい……戻るのかもしれません……!」


シータの目には少し涙が溜まっていた。

それはきっと嬉しさのものだろう。


『条件、我が娘、シータ・アミューが兄姉により心からの笑みをこぼすこと』


「シータちゃんが!?」


驚きのあまりシータの方に目を向ける。

シータちゃん……クローンを作ってから一度も、笑ったことがなかったの……?


「確かに……クローンを作ってから兄さん達にも会っていませんでした……」

「シータちゃん……」


するとシータは酷くうなだれた。


「えっ!?ど、どどどうしたの!?」


地面より少し離れて見えた横顔には涙が垂れていた。

その姿を見て、ルナは何かを察した様子だった。


「う、ううう……また上から罰を……恐ろしい……」


……シータちゃん、責任って言うか、恐怖を感じちゃってる気がするな。

シータは管理人、それでいてここの最高責任者、それ相応の責任と罰を負うことになる。


「でも!そんな事考えてる暇じゃありませんね!全部終わったら、幸せにすごしてください!」

「……うん!」


空から眩い光が雪のように降ってきて、それがアトラクションに当たると光を発しながら人間の姿に戻った。


「あれ!?わ、私戻ってる!?」

「俺ら……戻れたんだ!」


至る所から歓声が聞こえてくる。

するとシータは前に出て、声を発した。


「皆さん!今までここに閉じ込めてしまい、大変申し訳ありませんでした!今まで私達がしてきた事、それでいて時間は取り返しがつきません。こんな形だけの謝罪で許される事ではありません。しかし、精一杯の謝罪をさせて下さい。申し訳ありませんでした」


そしてシータは深々と頭を下げた。

お、お客さんはどんな反応を……。


「気にしてないわよ」

「……え?」

「ここ、なんだかんだ楽しかったもんな」

「また来れる機会が合ったら、今まで遊べなかった分全部遊ぶんだ!」


お客さんの笑顔を見て、シータはほっとした様な顔をした。


「皆さん、本当にありがとうございます!では、またいつか、会いましょうね」

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