44話 少しの疑惑
「ぜぇ……ぜぇ……おかしいでしょ!」
「だよな……なんで、1枚も見つからないんだよ」
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時は少し前に遡る。
「うおー!頑張るのじゃー!」
「う、うおー……?」
「ぐぅ……ぐぅ……うへぇ、もう食べられないのだ〜」
じ、自由すぎる……。
というか、みんなお気楽すぎるでしょ!
わたしも昨日ちょっと浮かれてたけど!
後、ちょっとここ、見覚えがあるような……ないような?
まぁ、いっか。
今日も頑張ろっと!
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そして、今にいたる。
なんでぇ!?もうかれこれ1時間は経ってるよね!?
「おかしいよぉーー!!」
「クッソ、魔法も上手く発動しねぇんだよな……」
あ、ルカ、前の口調に少し戻ってる。
焦ってたりイライラすると、口が悪くなり始めるんだよねぇ。
なんとかなだめないと。
「うーん……とりあえず、泊莉達と合流する?一応神さまだし、なんとかしてくれるかもしれないよ」
「……そうだな。行こう」
なだめ無事成功、よかった〜。
「儂がどうかしたのか?」
泊莉はルナの後ろ、まさにホラーゲームな構図の場所にいた。
「ギャーーーー……って泊莉ぃ!脅かさないでよ!」
「む?儂は脅かす気はなかったのじゃが……すまぬ」
「あんたねぇ……こっちとそっちの普通は違うんだから、理解しなさい」
「むぅ、難しいのお。あ、どういった用件じゃ?」
「ううぅ……」
ルナはルカの後ろで涙目になりながら張り付いていた。
「わたし、ホラー耐性ないんだよぉ……」
「なっ……!すっ、すまぬ!今度ケーキを奢る!許しくれぇ……」
「ケーキ!?許す!」
「チョロすぎんだろ……」
「あ、そうそう。泊莉、なんかトランプが1枚も見つからないんだけど、そっちは?」
すると泊莉のふわふわの耳と9本の尻尾がピクリと動いた。
あ、この反応は……?
「奇遇じゃな。儂らも同じ状況なのじゃよ」
「しっかし、不可解な点が多すぎない?ここから出るためのゲームなら、余りにも緩すぎる。そして、ここにある無数のアトラクションやマスコット、もしかしたら、今までここに来た人達なんじゃない?」
「えっ……?」




