42話 少し前の話2
「__と、言うことがあってね」
「あってね、じゃないんですよ!何してるんですか!……もう、ポイント、それはワンダーランドに招待するのに必要な目印。それが無いとワンダーランドに招待するのは一切不可能、そしてポイントは一度に一つしか付けられない、おまけに招待するまでポイントは取れない。これをどうするおつもりで?」
シータの圧にアルファは何も言い返せない。
「……はぁ、いつもよりも難易度下げて招待して下さいね、面倒事になるので」
「分かった。妹の頼みだからね、しっかり聞くよ」
「後どれくらいで招待できます?それまで寝たいのですが」
「後3時間くらいだね、寝てていいよ。アナウンスの時間になったら起こすから」
「ふわぁ……ありがとうございます。兄さん」
そうあくびをしながら、シータは自身の真実に戻っていった。
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「ね、ねぇ……チビ丸」
「どうしたのだ〜?」
「あの……馬がくるくる回ってるやつ……なんだろ?」
雪はメリーゴーランドを指さす。
「確か……メリーゴーランドってルエルが言ってたのだ〜」
「トランプ……探しに行こう」
「なのだ〜」
雪とチビ丸がメリーゴーランドに乗ると、ライトが付いた。
「えっ……!?これじゃあ……居場所が……」
「見つけましたよ」
「なっ……!」
すぐ後ろにはアルファが立っていた。
……気づかなかった。
私がメリーゴーランドに乗ったのはついさっき、そしてその一瞬の間で後ろに来た……相性はいい方、なのかな?
「おっとおっと、離れるのが速いですね。スピード型でしょうか?」
「どっちでもいいでしょ?それに今から撃ち合うんだから関係ない」
「ルナ様と一緒にいる時とは全然違いますね。友好関係の差ですね」
「後ろががら空きだけど」
雪はアルファの格を撃ち抜いた。
アルファ達には格と言うものが存在する。
格を撃ち抜けば一定時間アルファはペナルティをくらう。
つまり格を撃ち抜けば撃ち抜くほど時間が貰える。
「ふぅ……か、格は撃ち抜けたけど、この格はルナ達にもあるから、注意が必要だよね……い、痛いな……」
「ナイスなのだ〜、雪〜」
「な、ナイスって言うのはよく分からないけど……あ、ありがとう。……トランプ、あったよ」
「やったのだ〜、ボクも頑張るのだ〜」
「う、うん。一緒に頑張ろうね」




