閑話 ルナの小さい頃
「ルナって小さい頃は世話大変だったんだよな」
ルカが唐突に話し出す。
え〜、恥ずかしいな……。
するとクラ達も話に乗り出す。
「あ〜、そういえば大変でしたよね。今が充実しすぎて忘れてました」
「へー、どんなだったの?」
わたしあんまり小さい頃のこと覚えてないんだよね。
だから気になるな〜。
「……そうだな、印象に残ってるのは風呂だ」
「え?お風呂?」
お風呂に苦労するってことあるの?
しかもわたしその時5歳だし。
「ルナがこっちに来たばっかの時は色々と感覚がズレてたんだよな。風呂に入るって聞いたら水たまりに入ろうとしたし」
「………」
何それ!?
すっごく恥ずかしい!!
「やっぱりとんでもない所で暮らしてきた影響でしょうね。仕方ないです」
「あー、そういえばわたしって一回捨てられたんだっけね」
「おいおい捨てられた本人が忘れかけてるとかマジかよ……」
「結局今が一番楽しいからいいのー」
ルカも何かとトラブル起こしてるくせにー。
するとドアから雪と泊莉が顔を出している。
「な、何の話してるの?」
「む?ずるいぞ、儂らにも聞かせるのじゃ!」
「そんな駄々こねるほどの話じゃないよ……」
「別にいいだろ、減るもんじゃないし」
「そういう問題じゃないよ……」
ルカってちょーっと雑なんだよね。
まぁそこに救われることもたまにあるけど。
「ぼくの思い出はですね……お風呂の後ですかね。ビチャビチャのまま部屋に行こうとして驚きました。しかも服もそのままで出ていこうとしましたし」
「ふむ、小さい頃は変わっていたのじゃな。もっと聞かせるのじゃ!」
「も、もう辞めて〜……!」
「も、もっと聞きたい……!」
「ふ、二人とも!?」
う、裏切ったな〜〜……!!!
黒歴史大公開はよしてよ〜!




