18話 お風呂が苦手なフェンリルさん
「こちら報酬です」
机にメダル10枚が並べられる。
※メダル1枚は日本円で100円です!
取りあえず、これである程度の資金はゲット!
これからもギルドに行って資金をゲットしないとね。
まずは……。
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「じゃあルカ〜、お風呂入るよ〜」
ココアを飲んでいたルカがビクンとする。
すると立ち上がり……逃げた。
「逃げるなんて卑怯だな〜、約束したでしょ?入るって。ね?」
聖女さんを舐めてもらっちゃ困るよ。
神さまからの加護で身体能力向上ってのがあるから、わたしの身体能力はルカとほぼ同等、なんなら上かもしれない。
「………」
まだ拗ねてるよ。
仕方ない、後でお菓子でも買ってきてあげるか。
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ルカや雪のお風呂は基本的に獣状態で行う。
一人で入ってもらう時は人間状態だよ。
いつもは一人で入って貰ってるからよく分からないんだよね。
一応犬用シャンプーとか買ってきたけど、これでいいのかな?
「まずはブラッシングするよ、せっかく綺麗な毛並みなんだからね」
「……人間状態じゃダメなのか?」
「ダメに決まってるでしょうが、わたしも年頃の女の子よ?男の全裸に耐性無いから。ほら、ブラッシング〜」
ルカの毛を丁寧に梳かしていく。
それにしても、聖獣の毛ってみんな綺麗なんだよね。
いつ触ってもふわふわ、もふもふ、天国ですか?
10分ほどかけてやっと梳かし終わった。
隣には山のようなルカの毛がこんもりと。
これはギュッとまとめてライム達のおもちゃにしました。
喜んでたよ。
次はシャンプーに取り掛かる。
お風呂はもう沸かしてあるから……これ入るのかな?
結構大きめのお風呂だけど、ルカおっきいからな〜。
入るか心配。
ギリギリ入った。
ルカとわたし一人入れるほどの大きさ、用意したのは神さまです。
「上まで行き届かないから、風呂桶でバシャバシャやるよ」
「おう」
すくってはかけてを何度も繰り返していると、ルカがソワソワしだした。
「……くすぐったいんだが」
「ルカ、体がおっきいからね〜、時間かかっちゃうんだよ」
あ、神さまってシャワーみたいなの作れないのかな?
「なんか呼ばれた気がしたから来たよ」
「ナイスタイミング、カクカクシカジカで……」
神さまにわたしの要望を伝える。
すると神様は目を輝かせながら食いついた。
「いいねそれ!面白そう!今すぐ作るよ!」
神さまがこういう人で真底良かったと思った。




