15話 蛇の肉は美味しい?
「ふわぁ………朝早くから買い出しかぁ……寝てたいな」
ルナは大きく伸びをしてドアを開けると……。
ドサッ!
何か大きな物が置かれた音がした。
え?何々、どういう事?
音が聞こえた方へと行くと、そこには巨大な白蛇とフェンリルの姿のルカがいた。
「…お、来たか」
「おじゃなくて!これ何!?」
「白蛇だ。そこにいたから取ってきた」
「取ってきたって……わたしこんなの捌けないよ?」
「何で食べる前提なんだよ」
あ、確かに。
少し恥ずかしくなった。
「ん〜でも、本当にこれ処理とかどうするの?例え捌けたとしても美味しいのかも分からないし」
「蛇の肉は鶏肉と似てるとか前に誰かが言ってた気がするぞ」
「ん〜……まぁこれで美味しかったらこれからの料理に生かせるし、とりあえず肉屋に持っていこうか」
ルカは頷く。
蛇の肉は鶏肉と似てるって……本当かなぁ?
それに食べられるかも分からないし。
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「おぉ!ルナちゃん、今日はどうしたんだああぁ……」
肉屋のおじさんは目をまんまるにして立ち尽くしている。
まぁこんなの見たら驚くよね。
「……というわけで、これ捌けない?」
「いやー今までオークとかは捌いてきたが、白蛇なんて珍しい物持ってこられちゃあ胸が高鳴るぜ!任せな!」
「ありがとう!あ、あと蛇の肉は鶏肉に似てるって本当?」
「ん?あぁ、似てるって聞くぜ。それも美味いんだとよ」
「美味いのか!」
ルカが目を輝かせる。
食の話になるとすーぐ食いつくんだよなーこのフェンリル。
そういうとこも可愛いけどね。
もふもふは正義だ。
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「よっし!はぁー……疲れたー」
意外と重いぞこの肉、さてどうやって料理しようか。
「……あ!よし、これにしよう!」
まずは蛇肉を一口大に切り、塩コショウをふって片栗粉大さじ1を薄くまぶす。
全体にうすーくまぶすのがポイント。
次はごぼうの皮をこそげて4cmほどの長さに切り、太いものは縦に2〜4等分に切る。
水にさらしてアクを抜き、水気を拭き取って片栗粉1/2を薄くまぶす。
フライパンに揚げ油を1,5cmほどの深さまで注いで170度まで熱する。
この時ごぼうから先に入れるよ。
ある程度揚げて油を切り、別のフライパンへ移動。
フライパンに事前に作っておいたタレを入れて中火で煮立たせ、絡める。
後は炒りごまや青ネギをお好みでちらす。
「完成!蛇肉の甘辛ごぼう!」
「ん、出来たか」
あ、ルカプリン食べてる。
どれだけ食いしん坊なんだこのフェンリルは。
「「いただきます」」
ん〜、やっぱり蛇だと思って食べるとちょっと抵抗が……いや、もう作っちゃった物は仕方がない、食べなきゃ。
意を決して蛇肉を口へ運ぶ。
「ん!美味しい!」
え、蛇肉ってこんなに美味しかったんだ!
これご飯絶対進むやつ!
お米準備しとけば良かったなー……。
ちなみにルカもお気に召したようです。




