LⅩⅩⅨ ABARANIMUZUKASIAT (対策済みならば)
「ベルフェゴール君に受けてもらう〈純潔〉の試練は………寝てれば終わるんだよねぇ………眠くなったら行ってきたらいいと思う。」
そういわれて俺は雲の橋をわたり、とりあえず試練が始まるまではねないようにと足を進めている。
あの元天使の言うことが本当なら、〈純潔〉の試練は、様々な女(挑戦者が女の場合は男)が誘惑して誘ってくるが、それに抵抗して5時間耐え続ける、というものだ。
そんな物に興味はない俺は寝てれば済むんだから簡単なものだ。
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「生物兵器君に受けてもらう〈節制〉の試練は………これも君に関してはねてたら終わるんだよねぇ………」
「だったら私が受けてもいいんじゃないの!?ユウキもなんか言ってよ!」
「そういう問題じゃないんだろきっと。だったら俺はお前を最前線に立たせてるよ。今すぐにでも。」
「この試練中168時間………つまり1週間は何も飲み食いできない。
ロボットである君達は充電ができないからアウト、人間である以上4日以上飲み食いしなければ死ぬ。
邪神の2人にはもっとぴったりな試練がある。
そうなると何も飲み食いしなくても生きていける生物兵器君ならぴったりなんじゃないかなって………」
そう元天使に言われて試練に参加してみたが、本当にすることがないので1週間寝たまま過ごすことにするというわけにもいかず鍛錬を行い武道をより極めることにした。
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「サタンくんに受けてもらう〈寛容〉の試練なんだけど………1時間、歩きながら蹴ってた石を横からとられたり、ウォシュレットが異様に強かったり、シャーペンやボールペン……ペンというペンの芯全てが抜かれていたり、おいていた靴を左右入れ替えて置かれていたり………っそういう地味な嫌がらせを耐えていただきます。
まぁ寝てればどれも気づかないし。」
「結局みんな寝てるだけじゃん!」
「レイ………これだけはユウキである必要性が全く感じられないウキ。」
そう言われて俺は2つ目の試練。
着いて速攻で寝た。
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結果として、〈純潔〉、〈節制〉、〈寛容〉の試練を新技でクリアした俺達にミカエルは笑顔を見せるも、
「次はきっとこうは行かないと思うよ……………」
と、不穏な一言を発した。




