LⅩⅩⅣ UYNUSTOT (突入 )
〈神の魂が眠る石碑〉。
邪神7人の魂を宿す礎であり、現世と〈天界〉を繋ぐ唯一の扉でもある。
しかしその扉が開かれたことはただの一度も無い。
現世に存在する〈七人の邪神〉と違い、〈天界〉に存在する〈七人の天使〉は名前だけが伝承で語り継がれるのみで最高神以外は彼らの存在を実際に目で見たことはない。
〈謙虚〉のラファエル、
〈博愛〉のラミエル、
〈忍耐〉のアズリエル、
〈勤勉〉のガブリエル、
〈慈悲〉のミカエル、
〈純潔〉のウリエル、
〈節制〉のカシエル。
彼らの存在は邪神であるサタンすらも知らない未知の存在。
ここから先の旅は事前情報も何も無い未知の旅で、何が起きるかわからない。
また犠牲者がでてしまうかもしれない。或いは俺が死ぬかもしれない。
もちろんないほうがいいのはもちろんだが、最悪の可能性というのは想定するべきだ。
恐らく彼らもそれはわかっているのだろう。
研究所のメンバーも緊張しているのか言葉を一切発しない。
〈七人の邪神〉全員の魂をはめ込むことが扉を開くトリガーになる〈神の魂が眠る石碑〉を通るため、〈七人の邪神〉と〈七人の天使〉は対極である上、本来出会うことのない存在だ。
そんな存在である〈七人の天使〉全員に会い、試練を全て達成することは〈七人の邪神〉であるサタンやべルフェゴールにはできない………はずだった。
それを可能にするためにここに持ち込んだのが、抜け殻の機械。
従来のロボットは“核”というところに魔法で人工的に開発した魂をはめ込むことで稼働しているのだが、
この抜け殻の機械はまだ核に魂をはめ込む前のロボットだ。
俺はレヴィアタンから奪った神の駒を取り出し、中に残る原動力を使って術式を発動する。
「〈神の人形遊び〉」
俺は抜け殻の機械に魂のほんの0.1%だけ魂を込めたら、
「〈闇への贈り物〉」亜空間へ神の駒をしまった。
そして散弾銃を取り出してロボットの核がある胸の辺りに銃口を当てて引き金を引いた。
そのロボットの核は破壊され、魂は術式の性質上〈神の魂が眠る石碑〉に俺の魂の一部ははめ込まれた。
「ベルフェゴール。お前もやれ。」
と言ってベルフェゴールにレヴィアタンの神の駒を渡し、ベルフェゴールの神の駒は亜空間にしまう。
べルフェゴールが魂を〈神の魂が眠る石碑〉にはめ込んだら、ベルフェゴールに神の駒を返し、俺も自分の神の駒を回収した。
七色に光る礎には、横幅は20cmほどで縦幅は50cmほどの5つ縦型の穴があった。
そこに俺は礎の鍵を一本一本はめ込んでいく。
青、赤、緑、黄、紫ーーー
それぞれの礎の鍵がはまった瞬間、眩しい光がサタン、ベルフェゴール、生物兵器、レイ、コ●助、花丸、スザクの目を覆う。
まだ見ぬ未知の世界へと、魔王軍は飛び立った。
次回から第Ⅴ部がスタートです。
巨人島編もう少し各予定だったんですけど引き伸ばし過ぎも良くないな、と思いとてつもないスピードで第Ⅳ部が終了しましたが、第Ⅴ部はちゃんと書きます。




