LⅩⅩⅢ Ⅴ SRAW NATIT (TITAN WARS Ⅴ )
「何やってんだよ!?俺達の駒勝手に潰してんじゃねーよ!」
このセリフは事前に用意しておいた台本だ。
水の国が炎の国の王を殺したがるのなんて当然。そんなことはすでに計算済みだ。
岩の国の王を倒した今彼の存在価値はないのだから。
だからこそ彼を駒にした。
水の国が炎の国の王を殺す。その後は『駒を潰された』ことを口実に水の国を雷撃で蜂の巣にできる。
雷の国で所有している炎の国、岩の国、雷の国の礎の鍵に加え、水の国が現在手にしている草の国、水の国の礎の鍵が回収できる。
邪神の魂も徐々に〈神の魂が眠る石碑〉に集まりつつある。
あと2人。あと2人の邪神が死ぬのを待てば雷の国のみが〈天界〉への道が開く。
〈七人の天使〉が課す7つの試練を全て達成することで最高神への謁見の権利が与えられる。
最高神との謁見の間。
そこに行けば何でも1つ望みが叶うという。
シンプルかつ壮大な夢に心躍るものは数多くいたが、邪神を生贄にする必要があり、礎の鍵をすべて集めるという困難な問題があったため達成は不可能と思われた。
ーーだが今ならできる。
雷の国の王を始めとし、4人の巨人は水の国の巨人たち4人に高圧電流を浴びせて殺す。
岩の国の王と水の国の王が持っていた礎の鍵を回収した雷の国の王は、すぐさま〈神の魂が眠る石碑〉に向かおうとした。
しかし雷の国の王は忘れていた。
アルティア大陸やイリジス大陸で邪神が大量に死んでいた理由はたった1人の邪神にあったのだと。
雷の国の王は、漆い狼を使役した邪神の前には無力だった。
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魔王ベルフェゴール、及び俺と生物兵器は巨人島の上空で高みの見物をしていた・
「礎の鍵が全て揃うのを待つなんて、〈憤怒〉の邪神様も〈怠惰〉になったもんだな。
仲間みたいでなんかいー感じだ。」
「〈怠惰〉だ、と。
そう言われればそれまでかもしれねぇけど、礎の鍵は一気に回収しないとまだ回収していない他の国に警戒されて対策されちまう。それを防ぐためにあえて巨人同士を戦わせて礎の鍵を集めさせた。」
「つまり貴様は、対策されたら取りに行くのがめんどくさいから一回で取れるようにしたっていうことじぁーーー」
「よし。雷の国の王を殺しに行くぜ。」
生物兵器の言葉を遮って俺は〈遊霊・漆・身体装甲〉〈遊霊・漆・武具装甲〉を発動させ、〈紫之迅槍〉を握る。
遊霊の力で強化した〈紫之迅槍〉の威力に、音速を超えるサタンの速さが加わり、誰にも手がつけられなくなったサタンが雷の国の軍勢を一掃するのにそう時間はかからなかった。
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「アラン。予定より早く片付いた。
準備ができているならすぐに来てほしい。」
「そう言われると思いまして、すでに準備は整っております。」
〈神の魂が眠る石碑〉の扉がついに開かれる時が来た。
邪神と天使、邪神と最高神。
その邂逅は〈天界〉に、そして世界にどんな影響を及ぼすのか………
ROVIVRUS SRAW-SNTIAT
|炎の国|
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|水の国|
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|雷の国|
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|岩の国|
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|草の国|
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|魔王軍|
〈魔王〉〈サタン 〉〈生物兵器〉礎✕5




