LⅩⅠ REZINAGROAYISTUYLOVER(革命の主催者)
〈革命軍〉の最高権力者「革命の主催者」であり、〈七人の邪神〉の第一位でもある〈傲慢〉のルシファーは、ブルラーデンの中にある革命軍の本拠地であり、王城でもある〈慢権の傲塔〉にいる。
「ルシファー様ッ!〈憤怒〉のサタンがヨールビアノを出てこちらに向かっているとのことです!
しかも、報告によると百万の狂剣もサタンに同行しているものと見られます。」
百万の狂剣。ベルゼブブが生み出した生物兵器の別名だ。
確か彼は6800年前に修行も兼ねて放浪の旅に出ていたところをアスモデウスの配下である〈蠍部隊〉によって捕えられた後はアスモデウスが従えていたのだが、最近サタンがアスモデウスを倒しているという話も聞いている。
その時に仲間にしたのだろう。
「サタン、か。
あのときは本気で戦えなくて面白くなかったからな。」
ルシファーは不敵な笑みを浮かべて
「次は本気で戦わせてくれよ。」
サタンとの戦いを心待ちにしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈慢権の傲塔〉の目の前に立って俺は言った。
「ここにいるのは、〈七人の邪神〉の第一位。〈傲慢〉のルシファーだ。
おっさんにはついてきてもらうが、レイナとガルは入るな。危険すぎる。」
「まぁサタン様がそこまで言う敵ってことなら自分から死にに行くような真似はしないわ。」
「わかったのだ。」
俺は2人を置いて〈慢権の傲塔〉の中に入る。
当然門番なんかが黙っちゃいないだろうと思っていたのだが、
「サタン様ですか。どうぞお入り下さい。
ルシファー様がサタン様と決闘をしたいとワクワクしていらっしゃいます。」
あぁそうだったあいつは戦闘狂だった。
3度の飯よりも闘いが好きなルシファーは異次元からよくわからない生き物を召喚しては何年もかけてそいつと戦っていたりしたこともあった。
17年前、俺とルシファーが戦ったとき俺はなんの武器も使わなかった。
〈七人の邪神〉の序列は、戦闘力も大きなウェイトを占めているが、いかに治めている領地が大きいかなどの別観点も存在するため序列が高い=強いというわけではない。
第一位のルシファーも、武力では俺に負けると知っていた。
だから俺が術式も地図も武器も使えないとわかっているタイミングで襲撃してきたのだ。
だが今回は違う。
ルシファーと戦う際、今回はダガーも散弾銃も槍も地図も神の駒も使える。
本気を出してルシファーと闘える。
案内された部屋につくと、ルシファーがこちらを見てニヤッと笑い、
「さぁサタン。来て早速で悪いが、手合わせ願おうか。」




