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【完結】転生したのは科学文明が地球より発展した世界でした  作者: モ虐
ⅠOYS AERIAS INUKONUKAGAK (Ⅰ章 科学の国 サイレア)
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Ⅴ ILETAPIEGNAK(歓迎パーティ)

 


 夜はレイの部屋で俺の歓迎パーティーが行われた。


「ちょっと遅くなっちゃったけど、ユウキの加入に、乾杯!」

「「「「乾杯!」」」」


 今日の夕飯は鍋のような入れ物にチーズと肉やハム、ソーセージ、野菜などを入れて加熱して食べるチーズマウンテンというチーズフォンデュ感のある料理。


 レイはなぜか当たり前のように酒を飲んでいるがいいのだろうか。たしか16歳とか言ってた気がするがロボットだからいいのか?


 コ●助は当たり前かのようにドックフードを入れるような皿に入った油をぺろぺろ舐めている。一人で黙々と飲んでいるが、チーズマウンテン食べないの?


 花丸は、チーズの入った鍋にバナナを突っ込んで食べている。もうチーズフォンデュ感というかチーズフォンデュだよ。


 スザクは鶏肉を当たり前のように食べている。まぁ、鶏はキジとは関係ないんだからスザク的には何ともないのだろうが、見ている側からすればかなりシュールな光景である。


「いろいろツッコみたいけどもう何から突っ込むのが正解なのかわからない…」

「まず1つは私がお酒を飲んでることだね~バレたら捕まる。」

「未成年飲酒かよ!てっきりこの国的には問題ないかロボットだから関係ないかのどっちかだと思ってたわ!」


「2つ目はコ●助が油を飲んでることです。」

「ロボットって油飲んでるイメージあったけどそうじゃないんだな。」

「だったらここでチーズフォンデュみんなで食べないでしょ。それにエネルギーは電気だし。」

「おい今聞き逃せないこと聞いたな。」


「そう。それが3つ目。花丸が予想外の行動にとったのだけが失敗だけど、これほんとは具材を皿に乗せておいてそれをチーズに付けて花丸みたいな感じで食べる料理なんだけどね―――」

「チーズフォンデュか。俺の母国でも有名な料理だったよ。」


「そして最後!4つ目は、スザクが鶏肉を食べてること!実は、鶏とキジって、両方キジ目キジ科に属する鳥類で、実はキジの方がおいしいとこの国では評判。なので鶏肉ではなくキジ肉を食べさせてます!」

「やらされてたのかよ、、、レイ、それは本気でやめたれ。スザク、嫌な思いさせたな。」

「いえ。私ロボットなんで。共食いとか、そういうんじゃないんで。」

「お前もドライなこと言うなよ。」




「じゃじゃーん!ユウキに私からプレゼント!」

 そう言ってレイは結婚指輪を入れるような形と大きさのケースを取りだし、プロポーズするかのように俺の前に跪き箱を開ける。


 そこにはマジで指輪が入っていた。輪の部分は金になっていて、中心にある大きな宝石は真っ赤なルビーだった。


「ユウキ、私と…アルティア一周の旅行に行きませんか?」

「あっ一瞬プロポーズかと思った。突然指輪とかプレゼントされるし。」

「あーこれね~これ魔法のエネルギーになる魔力を増幅させる道具なの。

 ユウキは一切体に魔力がないから魔法を放つときの魔力を地図に頼ってるの。」

「なるほど。」紛らわしいとかいうレベルの話じゃないなこれ…


「魔力は時間が経てば回復するけど、フル回復なら多分「落雷」500発が限界なんだけど、魔力の自然回復は一時間で1発分しか回復しないんだけどね。」

「え、全部魔力使い切れば21日待たないとフル回復しないの?」

「うん。でも、この指輪があれば、効率が100倍に上がるの。」

「100倍?」

「まず、1回あたりの魔力の使用量が下がって、地図の魔力がフル回復状態なら「落雷」50000発分の魔力になるの。

 さらに、回復量は1時間で10000発になる。」


「おいおい、効率化は100倍だろ?なんか計算おかしくね?」

「使用効率が100倍。魔力回復が100倍。ってなったら10000倍になるよ。だから5時間でフル回復。」

「すげぇアイテムだな…」

「うん。花丸と魔法の練習してきたんでしょ?そのご褒美。」

 凄く健気でいい子なんだが、多分気づかないうちに男を振り回すタイプの子だ。



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