LⅠ Ⅲ REYALS NOILLIM (MILLION SLAYER Ⅲ)
「よぉ生物兵器。そろそろウチに来る覚悟ができたか?」
魔法使いの内の1人が生物兵器に馴れ馴れしい口調で話しかける。
「何度も言うが、俺は神として最弱のベルゼブブが戦力を補うために生み出したもの。
神のみが操れる伝説の魔法、〈神の人形遊び〉でも発動しない限り俺を貴様らの仲間にはできんぞ。」
その時、魔法使いの集団の中から一人の女が現れた。
「つまり、〈神の人形遊び〉が発動できればいいのだな。」
それは、〈七人の邪神〉第6位、〈色欲〉のアスモデウスだった。
そして生物兵器の方に手をおいて言った。
「〈神の人形遊び〉。
よろしくな。百万の狂剣こと、生物兵器さん。」
この瞬間、生物兵器はアスモデウスの手に堕ちた。
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サタンは次の村で10年、生物兵器を待ち続けた。
4500年以上生きている彼にとって、待つのが苦になるほどの時間ではなかった。
だか、同じ村に10年滞在して、あることに気づいた。
生まれた村にいたときは、まだサタンが若かったので誰も何も違和感を抱けなかったが、サタンは老いない。
それを、村の時間の経過を見ながら感じていた。
生物兵器であるあの男が老いないのは納得だが、サタンは生物兵器ではない。
「俺は、何者なんだ………?」
彼は気づいた。
自分が人間ではないこと。
自分が周りと違うこと。
そしてそこに現れたのは神と天使の頂点であり、最高の存在。
「我が名は最高神。」
「最高神?」
「あぁ。我は〈七人の邪神〉と〈七人の天使〉を束ねる神。
これから貴様には〈七人の邪神〉第3位〈憤怒〉のサタンとして仕事をしてもらう。」
こうしてサタンは神となった。
そして彼は、約6800年(正確には6823年)の時を経て、生物兵器との再開を果たす。




