ⅩⅩⅩⅩⅧ IGIAKNESUKAS (作戦会議)
「おい、サタン………これからどーする気なんだよ?てかこれ、マモンは助かるのか?」
「結論から言わせてもらうが、マモンは復活しねぇ。もう2度とだ。
神が死んだ際、どこかに転生したか、神の駒に魂が逃げたか、そのどちらでもない場合は、
巨人島の最深部であり、天界への唯一の扉〈神の魂の眠る石碑〉に魂がはめ込まれちまう。
そうなるともう助け出す手段がなくなっちまう。」
「え、おい…それってやべーんじゃねーの?」
巨人島という、5つの国のそれぞれで、妖精と、それを束ねる巨人たち生活している島があり、島の地下の中央に存在するのが〈神の魂が眠る石碑〉だ。
行く先を失った〈七人の邪神〉の魂がそこで眠り、全邪神の魂と、巨人たちが持つ5つの鍵を石碑にはめ込むことで、〈七人の天使〉が存在する反転世界である〈天界〉へのゲートが開くのだが、そこに1度はめ込まれた神の魂を取り戻すことはできない。
「俺たちの当面の目標は、『全ての邪神の魂を石碑にはめ込むこと』だ。
つまりは、神の駒を破壊、あるいは消失させた状態で邪神を殺さなきゃいけねぇってわけだ。」
「んなことどーやるんだよ?」
「神の駒を破壊、あるいは消失って言ったろ?前者は最高神でもなけりゃ無理ゲーだが、後者なら楽勝だ。」
俺は〈闇からの贈り物〉でレヴィアタンの神の駒を取り出す。
ベルフェゴールと俺が合技を放つ直前に俺が盗んだのだ。
が、そこにレヴィアタンの魂はない。つまりは、
「ここから切り離された異空間なら、神の駒に魂を逃すことができねぇ」
「な、まさかお前、そーやって全員殺すつもりか?」
ベルフェゴールはしばらく考えて、
「でも、お前の魂はじゃーどーするんだよ………?」
「それは追々考える。
あと、今お前には魔王軍の管理。
つまり2代目魔王の座を任せる。敵が来たら殺す。当面の間はそれで構わない。
細かい事務仕事は俺も手伝ったことがある。
手助けはする。」
「わかった。いちおー俺も闇魔法は使える。相手が〈七人の邪神〉なら手順どーりやってやる。」
「助かる。」
「お前はどーするんだよ?」
「ルシファーだけを殺すつもりだったが、今、全ての神の魂が必要なんだ。
どうせ全員殺すなら、俺が使える術式を持っている神を先に殺してからだ。
まずは、〈色欲〉アスモデウスを殺しに行く。
そしてそのために、イリジス大陸に向かう。
大陸を超えた、邪神掃討大作戦だ。」




