ⅩⅩⅩⅩⅣ USTAKKUFONOTTIHS (嫉妬の復活)
新年あけましておめでとうございます。
今年も2作品並行で投稿を継続いたします。
今年も末長くよろしくお願いいたします。
〈嫉妬〉。レヴィアタンの術式を動かす原動力となるものは常にそれだ。
サタンが”神”としてだけでなく”商売人”として大成功したり、それによって絶対的な地位を手に入れたり。
そんな彼を見て〈嫉妬〉したからこそレヴィアタンは抵抗軍を設立した。
ルシファーがサタンを殺し損ねたと聞いた時は、自分が捕まえて殺せばサタンの脅威はなくなると思っていた。
だが彼はもうすでに自分の”神の駒”を取り戻している。彼が完全に力を取り戻した今、
ベルフェゴールの”神の駒”を保管場所から取り出すのかは不明だが、このままでは彼に排除されるのももう時間の問題だ。
レヴィアタンに勝算というものは無かったが、とりあえず彼を仕留めなければ。
その一心でレヴィアタンは抵抗軍本部を出て、魔王城へと向かうことにした。
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魔王城。サタンの最大の仲間であるマモンのいる場所だ。
地下要塞のような通路を通らなければ到達できない上に、城に入ってからの罠やセキュリティも万全。
一般人が入れば一瞬で死ぬような設備なのだが、それはあくまで一般人の話だ。
〈七人の邪神〉の1人であるレヴィアタンはこれほどの設備を用意できるマモンの能力と財力に〈嫉妬〉して、また原動力を手に入れる。
「〈蛇・暴・破〉」
大きな緑色の蛇を暴れさせ、罠を強引に破壊させようとしたその時、
「〈Ⅱ・自動守護〉」と言う声が聞こえた。
とてもめんどくさそうで、気だるげな声。だがその声はどこかで聞いたことあるような感じがして違和感を抱かせる。
そして大きな熊が現れ、レヴィアタンが出した蛇の頭に齧り付いて喰い千切る。
「ねー?俺は今、眠いし怠いし疲れたし、とっとと寝たいから、さっさと殺されてくれねーか?」
「あぁ⁉︎なぜだ………なぜ貴様が…………?」
「簡単な話じゃねーか。器を用意されて、サタンに起こされた。めんどーだけど無理やり従わされてる。それだけだろ。」
そこに立っていたのは、〈七人の邪神〉の1人であり、サタンに殺されたはずの男。
「で、俺の邪魔をするか?とっとと死んでくれねーと、俺がまたサタンにまた殺されるんだけど?」
〈怠惰〉の、ベルフェゴールだった。




