ⅩⅩⅩⅥ UKOKIETAKIHC(地下要塞)
俺の家にある武器庫を開けるのに必要なカギであり、俺が〈憤怒〉の神としての魔法を行使するにあたって必要な重要なアイテム。
「神の駒。」
俺が死ぬ間際、装備品とともにマモンに預けた物だ。
俺の武器庫にはかなり上質な銃や剣、さらに俺が一番好きだった武器である槍も置いてある。
俺が死ぬ前に使っていた槍は確か鹵獲されてしまったから、予備を武器庫から取り出さなくてはならない。
「回収しに行くか」
俺は地図を持って、魔王城のあるルナフェジオに転移する。
ついたのは魔王城の入り口になる地下要塞への入り口だった。
そこにいた門番は、驚きながら
「ご、ご用件は?」
と聞いてくる。
「神の怒りを3つ返してもらいに来た。強欲な男のもとに連れていけ。」
マモンに、こう門番に言えば城に入れてやる。と言われたことをそのまんま伝えたが、通じるだろうか。
「ど、どうぞ。」
通してくれた。
おれはTシャツ短パンに片手剣というイカれた服装で魔王城への道を歩む。
ガルは、魔王軍に離反しているため、サタンファクトリ―本社の人間に面倒を見させている。
なのでここでは俺1人で頑張らなければならない。
ルナフェジオで使える魔法は、〈闇への贈り物〉〈闇からの贈り物〉
の2つだ。
前者は現実とは隔離した空間に相手の攻撃や物を飲み込む魔法。
後者は飲みこんだものを再び取り戻す魔法。
これは、敵が放った矢などを一度飲み込んで、後で回収する。よって矢を0円でゲットできる。
などといった節約術として貧乏性の俺は乱用していたのだ。
確かここには俺をよみがえらせた〈反魂〉とかいう魔法の研究をしていたミラという魔王軍幹部がいたはずだ。
人が入るたびに攻略方法が変わる迷宮を俺は走りながら、マモンのいる玉座を探して走り回る。
30分ほどたっただろうか?ちょうど玉座につながる唯一の道である、最奥の部屋にたどり着いた。




