IAUKAM NADIAKNIHSAJ(幕間 邪神会談)
「やあマモン。ここで会うのは何年ぶりかな?」
約束に1か月も遅れたレヴィアタンが何もなかったかのような顔で現れる。
待ち合わせの相手が12500年も生きた邪神であるマモンでなければもうとっくに帰っていただろう。
「ルシファーによってサタンが殺された時の邪神会議以来一度も会っていないから最後にあったのは17年前だな。」
「で、一度異世界に飛ばしたサタンの魂の回収はどうなったんだい?」
彼は俺の話していた計画について質問する。
彼はどうやら早くサタンに会いたいようだ。
「魂は異世界で新たな器を見つけて適応できて、もうすでにこちらに連れてきている。今は彼を一度捕まえて、本来の姿を呼び覚まして記憶を復元しなくてはならない。」
「で、彼を捕まえるのに苦労しているのか?」
「あぁそうだ。」
「だったら僕に一つ案がある。彼がウィスツリーに行けば、そこに僕の手下がいる。そいつにやらせる。」
「抵抗軍のことか?」
抵抗軍とはサイレアを中心に浸透し始めているロボット文化に抵抗する組織だ。
人間以上のスペックを持つうえ人間のような感情を持つことから人権を与えられているロボットを排除しようとしている集団だ。
「あぁそうだ。皆ロボットに〈嫉妬〉しているのさ。人間より優れていて、人間のように扱われる。そんなロボットを放っては置けないと。」
「おいレヴィアタン。あれを捕まえるのは簡単ではないぞ。」
「まぁまぁ。僕はただ彼を目覚めさせるだけさ。あとは勝手にやってくれ。きっと僕かルシファーのところに来るだろう。」
なんて無責任な。部下を使って目覚めさせればそいつはもう確実に死ぬ。
サタンは以前あまりにも〈怠惰〉なベルフェゴールに〈憤怒〉してベルフェゴールを殺して、その力を取り込んでいる。つまり邪神2人分の能力を持っているのだ。
「お前は部下を捨て駒のようにしか見ていないのか?」
「いや、捨て駒じゃないよ?大きなことを成し遂げるには多少の犠牲は必要だ。今彼らが旅をしているというのならばウィスツリーに行かないわけがないだろう。まぁ、ルート的にはアイスティノアスとブレストフィストに寄ってからだろうがね。
一応そこに幹部を連れて行ってはみるが、本命はウィスツリーだと思っておいてくれ。」
それだけ言ってレヴィアタンは去っていく。
奴の部下に神はいない。俺たち邪神に立ち向かえる相手出ないのは確かだ。
そんなものをサタンの前に出せば、サタンを一度殺したルシファーだけでなく、レヴィアタンもサタンに殺されかねない。
そうなると、6人いた邪神は邪神は4人になる。いや、あるいはもっと殺されるのだろうか。
どうでもいいが、アレの準備だけはしておこう。
今回は幕間でした。
マモン視点でお送りしましたが知らない人物の名前やキーワードがわんさか出てきましたが。今は意味わからなくてもいいので物語がもう少し進んだらここに戻ってきてください。すぐに意味を理解できるはずです。
また、本日は同時に登場人物まとめも公開しています。ぜひご覧ください。




