ⅩⅣ FARSTKISSHAPIK●ICNOAJI(ファーストキスはPIK●ICの味)
だし巻き卵、からあげ、ミートボール、ミニトマト、白米、デザートのリンゴ。
いろんな食材がおいしそうに並んでいる。
そして、なぜかPIK●ICの『カフェ・オ・レ』も渡されたのだが、
「いや、なんで異世界にPIK●ICがあるんだよ…」
「なんで、って誰かが作ったからじゃないの?あ、『カフェ・オ・レ』嫌なんだったら『エスプレッソ』と変えてあげよっか?それとも、PIK●ICとかコーヒーそのものが苦手とか?」
「いや、そういう話じゃねぇよ………でもエスプレッソの方が好きだしやっぱり変えてくれ。」
「いいよー!美少女ロボの飲みかけのPIK●ICってなかなか飲めないよ?それにストローに口付けたら間接キスできるよ?」
「いらねぇ!飲みかけなのかよ!先に言ってくれよ…」
「えー釣れないなー」
といいつつ、しれっとレイは俺のPIK●ICを例の飲みさしであるPIK●ICと交換している。
「変えなくていいから!というか変えるな!」
「だって、ユウキが変えてってお願いしたんだよ?」
「そりゃ飲みかけじゃないって思ったからな」
「それをよく確認しなかったユウキのせいだよ?」
と言いつつ、俺の近くに置いたPIK●ICのストローを俺の唇に近づける。
「おい、俺の口にストロー近づけんなって、おい!」
「やめませーん!」
「…⁉んごっ」
俺は必死に腕で抑えるもロボットの力量に勝てずに押し倒された。
そして、ストローが唇まで届き、エスプレッソコーヒーが口の中に注ぎ込まれる。
「ファーストキスはPIK●ICの味かー
あ、でもこれ間接キスかー…いつちゃんとキスする?」
「しねぇよ!ってか何がファーストキスだ!てかちゃんとキスするってなんだよ?俺らしらねぇ間に恋人になってんのか?」
「そもそも、なんでユウキはここにPIK●ICがあることに疑問を抱くんウキ?」
「話が変わりすぎてテンポについていくのも大変だな!PIK●ICって俺の国にもあったやつなんだよなー」
「話が変わっているというか、どっちかというと2人が2人の世界に入ってイチャついてたってイメージウキ」
「あぁ、かなりお似合いのカップルなように吾輩には見えた。」
「昨日の夜、レイが美少女ロボとのイチャイチャ旅行って言ってたのも納得」
コ●助やスザクまでは分かるが、花丸が敵に回ったか。
「ひでぇ!ここに俺の味方はいねぇのかよ!」
「ここにいるじゃん!美少女ロボが!」
「今現在お前が一番の敵だ!」
「もしかしたら、PIK●ICをこの世界で売り出した人は魔王城から逃げてきた他の召喚者なのではないか?」
コ●助は裏切ったと思ったら割としっかりいいことを言っている。
その仮説が正しいなら昨日宿で見たアイスは本物のPARMなのではなんじゃないか?
そして、コ●助の言うようにもう一人の召喚者がいるというなら、もしかしたら仲良くできるかもしれない。
まぁ、召喚される前の世界が地球なのかもわからないから何とも言えないのだが。
「まぁ、いるなら会ってみたいな。ほかの召還者。ていうか、M●RINAGAの社員は確実にいるだろうしな」
「殺されてなかったらだけどねー」
「レイ、不吉なこと言うな」
「僕だったらいいウキ?」
「そういう問題じゃねぇ」
「多分、大丈夫。召喚者なら何かすごい装備を持ってる。幹部に追われても1対1なら勝つ可能性は十分にある。その、M●RINAGAっていう会社の人?多分生きてる」
「ありがとな、スザク。」
そう言った瞬間、爆音とともに大量の水が山頂から解き放たれた。




