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【完結】転生したのは科学文明が地球より発展した世界でした  作者: モ虐
Ⅱ OYS EG NERIHSONUOAM (第Ⅱ章 魔王の試練 下)

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CⅤ ⅩⅤ NERIHSONUOAM (魔王の試練 ⅩⅤ)

「ザガン様………4層、何もありませんよ?」

「3層のような仕掛けがあるなら入った段階で何かあるはずですし………」

「かと言ってモンスターも見当たらない………」


「3層からの移動という少ない運動量に対して………魔力と生命力の減りがおかしい…………」

〈魔人〉ほどだから気付けることだ。

もともと魔力を使わない、あるいは魔力がない者とは違い、魔力保有量も使用量も多いザガンはこういうことに気付ける。


それはもちろん〈新たなる神〉のみならず、〈七人の邪神〉でも気づけたことだろう。

神ではないがそれに匹敵する能力をもつ生物兵器も結局気づいていたが、マモンはハナから〈神〉に匹敵するような逸材以外を魔王にする気はなかったので、このような仕掛けを用意していたのだ。


この仕掛けに気付いたのはベルフェゴール、生物兵器、ザガンの3人だが、彼らは神、あるいはそれに近い存在。

ザガン以外の〈怠惰座〉の座員も気づいていないため、この仕掛けはマモンの思う通りに進んでいる(・・・・・・・・・・)ということになる。


そして、〈怠惰座〉の人間は突然意識を失いバタッと倒れる。

生命力を失った彼らはもう動くことはできない………つまりしばらくすれば死ぬ。


「おそらく、条件を達成するまで復活できる代わり記憶を失う、というような条件だろうな。」

つまり、生命力を失っていても記憶を失っている以上何日連続で動いていてもわからないため何もできない。

つまり、神に届かない弱者はすぐに消える。


実質、1人で敵に立ち向かうことを強制されているこの状況。


「〈Ⅰ・邪槍(1st.シンズランス)〉」

槍を握り突撃してきたのはベルフェゴール。

確実にザガンの上位互換だ。


ザガンは〈怠惰〉を司る〈魔人〉であるのに対し、

ベルフェゴールは同じく〈怠惰〉を司る上、〈魔人〉より格上の〈邪神〉だ。

しかも、今のベルフェゴールは邪神から聖神に昇華している。

サタンのように、じきに聖神の術式を手にすることだろう。

まだ体が術式に追いついていない今はそれを考慮する必要はないが、自分が勝てるわけのない相手と1対1というこの状況…………かなりまずい。



そして、ザガンは一つベルフェゴールに提案を持ちかける。

「今ここで俺達が争うメリットは少ない。ここでやり合うより後でこのダンジョンを攻略してからの方が良い。

とりあえず5層、何があるか分からねぇから協力しねぇか?」


「協力なんかいらねーよ。どーせひほーとやらを横取りしたいだけなんだろーからな」




ザガンの背筋に、何か冷たいものが走った。




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