C Ⅹ NERIHSONUOAM (魔王の試練 Ⅹ)
記念すべき100話目が、先週は延期、今週は投稿遅れとなってしまって申し訳ありません。
明日はすぐ投稿します。
剣を抜いて老婆を切り裂き、
隣りにいたその夫も殺し、
ただ、それで終わるわけがなかった。
「なんで今、私達を切ったんだい??」
「決まってるだろ、婆さん。きっと何かやましいことでもあるんだよ。それを隠すために決まっている。そうだろう、ザガン君」
訳が分からない。
老婆は首を、男は胸を大きく切ったのだ。
大きな動脈を切っている以上このまま死なないなどありえないのだ。
「なんだよこのバケモノ!!」
また剣を振るうも結果は虚しく、また彼らは蘇る。
彼ら体は再生し、また何度でもよみがえるのだ。
ーーーー彼がトラウマを乗り越えるまで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サタンとの戦闘は決して初めてではない。
最初死んだ時もサタンと戦っている。
それに、サタンの戦闘は割と何度も間近で見ているのだ。
それに今回は、現在のサタンとは違って「漆」や「赫」は使えない。
最高神の術式も使えない。
それにサタンは火力でゴリ押す事を前提とした戦闘スタイルだ。
防御も薄い訳では無いが先手を取れたら可能性はある。
「〈Ⅲ・小槍虫〉」
構えた小槍虫はベルフェゴールの周りを漂い、
「〈遊霊・拡散〉!!」
遊霊がサタンの手を離れてベルフェゴールに届くまでのコンマ何秒の差を埋めるように小槍虫をぶち込む。
ーーーー倒せた、はずだった。
遊霊はベルフェゴールを襲い、
やはりサタンは仁王立ちだった。
「こんなの、どーやって勝てばいーんだよ……………」
やはりこれも、ベルフェゴールがトラウマを乗り越えるまでは消えないようだ。




