LⅩⅩⅩⅩⅥ Ⅵ NERIHSONUOAM (魔王の試練 Ⅵ)
「生物兵器………これを切り抜ける方法、あるか?」
「ーーー逃げてやり過ごす、ぐらいだな。」
ただ、そんなことをすれば背中に酸を打ち込まれるのがオチだ。
「「だが………戦うしか無いな」」
生物兵器は剣を構え、ベルフェゴールは小槍虫を出し、スライムに攻撃を仕掛ける………わけではなくスライムを生物兵器のいる方向に誘導していた。
小槍虫が飛んできたのを見て、スライムはただひたすらに生物兵器の方に走るが、生物兵器が邪魔だ。
ただ、生物兵器はまだ飲み込める大きさではない。
スライムは酸を吐き出して生物兵器を切り刻もうとするが………
「〈百万の恩返し〉」
スライムが吐き出した酸を全て跳ね返すことで、ラスト1体まで減ったスライムを酸で仕留めた。
「さぁ魔王、下の階層への階段は見つけたのか?
こんなところに時間を使ってないでさっさと進むぞ」
彼は、こんなこと至って普通と言わんばかりに普通に倒し、歩いていった。
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サタンをなんとか振り切ったザガンは、かなり調子に乗っていた。
2層への階段を見つけ、向かった先に現れたのは………"遊霊"に近い何かを使役したゾンビだったのだ。
ただ、その遊霊は狼というよりはパッ◯マンのような丸い体で、叩けば割れるような代物なのは分かったが………
「ザガン様………大変申し上げにくいのですが………」
「言うn………」
「スボンのチャック空いてます」
「は!?いや、さっきの邪神もどきの騒動で半数弱の〈怠惰座〉メンバーが死んだ話じゃなくて!?」
「いや、そんなのみんな分かってるじゃないですか」
なんとも言えない気分になったザカンは、ズボンのチャックを閉め、そのまま3層へ続く階段を探していた。




