98話 9/16 クライヴ君の引っ越し作業、売りになる魔法が作りたい
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弟子が出来たが、とりあえずは何も変わらない。弟子が出来たが、やることは変わらないからな。魔法を作って売る。それをするしか無い訳だな。
魔法を作るにしても、実験結果が届かない事には作るに作れない訳なんだがね。今は魔法が作れない状態だ。作る材料が無いんだからな。まあどうしようもないという事だよ。
とりあえず、クライヴ君には荷車を貸し与えて荷物を持ってくるように指示を出した。布団なり何なりと持ってきてくれないと家具があるだけだからな。部屋しか無いんだよ。
その部屋をどのように使うのかはクライヴ君が決めることなんだがね。まずはそうだな、鑑定の魔法を作って鑑定するところから始めようか。とりあえず、自分の色を把握しておいて貰った方が後々の事を考えると良い気がする。
鑑定魔法の下書きも作っておいたしな。昨日のあの後にな。一応作っておいた。まあ全部盛りの何かよく解らない文章になっているわけだがね。
ステータスだのレベルだの知らない単語が並ぶ不思議な魔法になっているわけだ。効率化をしようと思えば出来るのかもしれないが、あれはあれで良いんじゃないか? 他に使い道も無い訳だし、使うにしても魔法陣魔法特有の物だという事にしておいた方が良い。
研究者が研究するときには文字列閥の作り方で作る可能性もあるが、どうだろうな。同じ魔法になってくれるのかは運がある。全く同じにはならないような気がしているが。
兎も角、鑑定の魔法を1つ作ろう。ゴブリンで良いよな。どれを使っても一緒な様な気がするが、ゴブリンで良いと思う。一番余っているのはノイジーバードなんだがね。
まあ実験をするわけでも無いんだから、大人しく同じ作り方で作る方が良いだろう。クライヴ君は何色になるだろうか。金なんかの特殊色にならないと良いんだがね。
透明という事はまずあるまい。私は運が良かっただけなんだよ。運で色々と左右されるが、これは仕方がないことなんだ。運は良い方が良い。そういうものだからな。
クライヴ君の運が良いかどうかは解らない。魔法の回数が2回だという事を考えると、運が悪いようにも聞こえるが、魔法屋に就職できたと捉えるならば運がいいとも言える。
化けるかどうかは彼次第だ。固定客を捕まえられるかは彼次第な所がある。まあとりあえずは10月になるまでは魔法を作らせることはしないがね。
まずは店番をして、色々と覚えて貰う所から始めないといけない。客に慣れて貰わないといけない。一癖ある客が多いからな。魔法使いは皆そうなのかもしれないが。
やって貰う事は単純だがね。魔法を売るだけだ。まだ自分の魔法では無いが、魔法を売るだけなんだよ。値引きの仕方も考えないといけないだろうが、勝手に値引かれても困るんだよな。
値引く条件は私にとって有益かどうかな訳だ。クライヴ君にとってでは無い訳だな。その辺を覚えられるのかにかかってくる。最初は間違えるんだろうな。
それは仕方がない。だからあんなにも安い価格で雇ったんだからな。普通は後10倍は出さないといけないはずだぞ。魔法を作らせるんだったらな。
魔法は作らせる。10月からな。試し打ちが出来る期間では無いのは解っているつもりだが。始めは売れないだろう。試用期間が取れないのだからな。
10月はワイルドボアの本番の時期なんだから。ウルフもこの時期に多いんだが、まずはワイルドボアからだからな。火属性魔法もそろそろ用意をしておかないといけないんだろうがね。
まずは店の事を考えなければならない。弟子の事は後回しだな。魔力の色はとりあえず確認をしておくがね。流石に変な色だった場合は少し考えないといけないからな。
さてと、鑑定の魔法はこれで良し。後は魔水に浸けておくだけだ。明日には出来上がっているだろう。この時間もいつ終わるのかが解らんからな。大体でしか解らないんだよな。
まあ何でも良いが。鑑定魔法が売れるようになっても、まずは情報公開をさせられるだろうから無意味だ。貴族からの横やりが入る。これは間違いない。鑑定魔法が売れる未来が余り見えないんだがね。何に使うと言うのかという所でもある。
売れる魔法なあ。売れる魔法とはどのような魔法なのかという所だな。なるべく真似をされない魔法が良い訳だ。真似をされるのは当然覚悟をしないといけない訳なんだがね。
文字列閥には真似をされるだろうからな。そこはある程度は仕方がない。その他の魔法屋に真似をされなければ問題はない。真似はある程度前提としているからな。
となると、どういう魔法が有効かと言う話ではあるんだが。死亡から復活させる魔法なんてものはありはしない。在り得ないからな。そんなものがあって堪るかと言う話でもある。
気絶状態から回復させる魔法であれば作れるとは思うが、そんなものに需要があるのかと言いたい。気絶状態から復帰するにはある程度のショックがあればいいだけだ。
雷属性でピリリとする感じで問題なく作れるとは思うが、そんなものを作って何になると言うのか。戦闘不能と言っても色々とあるからな。それを回復させようと思うと、色んな魔法が考えられる。
が、基本的には無理な話だ。骨折を治す魔法すら中級以上で無いと作り出せないと言うのに。初級魔法ではかすり傷が限界ラインだ。回復魔法にはそれくらいの難易度があるんだよ。
ゾンビ化させる魔法の方がまだ簡単な気がしている。需要があるのかと言ったら全くないとは思うがね。誰がゾンビになりたいと言うのか。殆ど死者と変わらんぞ。
戦闘不能の状態回復は無理だろうなあ。原因が原因だからな。回復魔法の領分でもあるし、そうでなくとも使用する意味があるのかという魔法になりかねない。
瀕死を戻す魔法も無いしな。他に何が出来ると言うのか。戦闘不能の状態を回復する魔法は難易度が高すぎると思う。汎用性が必要だからな。
恐らくは真剣に作るとしても上級魔法が必要になる。作れはするんじゃないか? 全部盛りにすれば、何とかなるとは思う。それでも死者の復活は在り得ないがね。それは無理だと思う。
売りになる魔法を作れれば良いんだがね。そんなに都合の良いようにはいかないって話だ。そんなに便利な魔法があるのであれば、誰かが作っているだろうからな。恐らくな。




