94話 9/16 現状作れる魔法が無いんだ、鑑定魔法は公開したら面倒になる
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さて、飯を食い終わって、ささっと店を出てきた訳なんだが、帰ってもやることが特に無かったりする。昨日でやりたいことは全部やってしまったからな。
改良版の魔法を作るのは、結果が出てからだ。それでないと書けない。悪い魔法を量産してしまっても意味が無いからな。アリアナとジョージ待ちだな。ゆっくりでも良いとは思うが。
こういうことは焦っても仕方が無いからな。ストックを貯めておきたい事は山々なんだが、生憎皮紙が足りない。魔石インクも切らしているしな。
今作れる魔法はワイルドボアの物と、ノイジーバードの物なんだが、ノイジーバードの魔法は需要が薄い。これを急いで作る理由が今の所思い付かない。
ワイルドボアの魔法は作っておいて損は無いんだが、作れない。皮紙と魔石インクが無くなってしまったからな。使い切ったんだ。それでは仕方がない。
ウルフの魔法は、そもそも改良をしていないからな。作れるのは作れるんだが、そこまでの需要が無いのか、追い立てる系は駄目なのだろうか。求められるのは威力と範囲なのかと思う訳だ。
追い立てる魔法は便利だとは思うんだがな。如何せん需要が余りない。ウルフは追い狩りをする関係上、追い立てる事に特化しているんだがな。威力も足りない訳ではない。
現に買って行く奴は買って行くからな。人気が無いと言うだけでな。人気が無い魔法のストックを沢山抱え込んでも駄目だろうと言う話だ。属性も風属性だけで良いのかと言う話もあるしな。
まあ、風属性の魔法が売れるのは、土地柄仕方のないことだろうとは思う訳なのだが。主な討伐対象が土属性だからな。風属性の魔法が売れるのも解るという物。
駆除対象が土属性が多いんだよ。ゴブリンとワイルドボアもそうだが、アントにマッドゴーレムもそうだからな。土属性の魔物が多いんだよ。
まあそんな土地柄だ。風属性の魔法は作っておくことに意味はあるんだが、売れる魔法でストックを作りたい。ただ、現状、その材料が足りていないと言うだけだ。
単純な材料と情報という材料とな。足りていないものは多い。全てを何とかするには時間がどうしてもかかってしまう。それは仕方が無いんだよ。
だから、とりあえずは魔法の考察をするしか無い訳なんだが、大抵の物は作ったと思う訳だ。この間も鑑定の魔法を作ったしな。まあ結果は余りいい感じは無かったがね。
大体の魔力量と魔力の色、大体の身体能力と身体能力の色が見えるのは解った。解ったが、どうするのかと言う話になってくる。見えたところでなんだよ。
体感1時間くらい見えていたんじゃ無いかな。それで何を調べると言うのか。魔力の量は経験則で解っていることだし、魔力の色については見れたところでなって訳だな。
魔法を使わなくても見えるのであれば、かなり有用な物になったのだろうが、魔法を使わなければ見えないと言う点に問題がある。魔法はタダでは無いという事なんだよ。
特価品として、小銀貨5枚で売ったとしても、買うもの好きは少ないだろうな。色が見えたところで何が解るというのかと言う話になってくる。
その色に対して、相性が良い色は何色なのかという事になってくるわけだな。赤と赤であれば問題は無いだろう。少し、紅色だったり朱色だったりするかもしれないが、赤は赤だからな。
では、赤と青の組み合わせはどうなのだろうか。色であれば、紫になるのだが、これの相性の善し悪しが解らんのだよ。現状、解るのは色までなんだ。
相性を表に纏める作業が必要になってくる。これは膨大なデータ量を必要としてくる関係上、研究職にしか売れない産物になり下がる。
鑑定魔法は現在、私の店でしか買えない訳なんだが、それは絶対に横やりが入る。どのように作るのか公開しろと言う話になってくる。
当然ながら、貴族から命令が飛んでくるわけだな。そうしたら開示せざるを得なくなる。そうなると必然的に魔法陣魔法も公開させられる。私的にはまだ早いと思っているんだ。
まだ魔法陣魔法を世に出すには早すぎる。少なくとも、私の後継者を育てた頃であるのがベストな訳なのだが、それは何年後の話になってくるのか。まだまだ先だろう。
とりあえずは鑑定魔法の公開を先延ばしにする。研究者には悪いが、先延ばし案件だ。私の魔法陣魔法が世の中に出るには早すぎる。私自身が研究が終わっていないのだからな。
研究が終われば、すぐさま公開するという事にはならんだろうが、今すぐでは無いな。まだまだ魔法陣魔法で作っていない魔法があるだろうと考えている。
現状、売りになる魔法が無いのが辛い所だな。売りがあれば、何かと公開の日付は早めることが出来るんだろうが、私にしか作れない魔法が現状、思い付かない。
前世の知識を模倣するにしても、中々な。空間魔法も駄目だろうし、鑑定も駄目だったわけだ。いや、厳密には駄目では無いのだが、売ることが出来ない時点で難ありという事なんだよ。
貴族を辞めたのにも拘わらず、貴族の意向でどうかするのは勘弁願いたいものではあるんだがな。しかしながら仕方の無い部分もあるんだよ。これは貴族案件になる。それは絶対にだな。
公開させられる側にもなって欲しいな。研究したいのは解るが、平民から飯の種を奪うなと言う話なんだよ。鑑定魔法が売れ続ければ、利益には繋がるんだよ。それを台無しにされるんだからな。
研究者に平民が居ないのが難点だな。私が貴族であれば、秘匿できたんだろうが、貴族では無いからな。今はただの平民だからな。何も権限なんて無いんだよ。
新しい魔法を考えて、直ぐに出てきてくれたのならば、それ程簡単な事は無いんだ。それは解っているつもりだ。だが、願わずには居られない。何か新しい魔法が無い物か。売りになる魔法は無い物か。常に探しているんだが、見つからないんだよ。




