92話 9/16 女性への声の掛け方、クランがくっつかないのも色々とある
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おっ、空いてる空いてる。さっさと座ってしまおう。こういうのは即決に限るな。兎に角空いていたら座る。これ大事な。正直何処の店も大して味は変わらんのだよ。同じ材料を使っているからな。
さてと、後は店員さんを呼べばいいだけだな。良し、そうそう。こっちへ来てくれよな。注文するのはいつもと変わらんのだけどな。
「おまかせを1つ。これでお願いする」
「おまかせ1つ!」
よしよし。これでオッケー。後は来るまで待つだけだな。……飯屋は男ばかりか。女性もいるにはいるのか。うーむ。これと言ってピンと来るものがない。多分冒険者なんだろうなって事くらいしか解らんね。それ以外に解れば凄いと言う話でもあるんだが。
婚活をどうするのかが課題になる訳なんだよな。何処に出会いはあるのか。魔法屋に出会いを求めるのは間違っているだろうか。魔法使いしか来ないんだよなあ。
後は弟子と結婚するか。……それはそれでどうなんだろう。無しでは無いよな。無しでは無いが、どうだろうか。女性の弟子が出来るのかどうかだな。まずはそこからな訳だ。
出会いと言えば、ここの店員はどうだ? ……女性も居るな。私の注文を取ったのは男だったが、飯屋の店員か。そうか。その手があったか。一番身近だしな。
さて、そうなると、どう声を掛けたら良いんだろうか。貴族女性に話しかけるように言うか? いや、駄目だろう。身に着けているものが何もない。
貴族女性との話は基本的に身に着けているものを褒める所から始まる。どの派閥なのか解らない時は無難な所から話しかけるのが常道だ。
まずはドレス。基本的にここが一番差が出る所なんだよ。どのように作るのか、誰の作品なのか。有名か無名か。形やその服の雰囲気で攻めるのが一番楽な方法だな。
後は宝石類。こっちを攻めるときは、体型がふくよかなご令嬢の時だな。ドレスを攻めるのは地雷を踏み抜くのと同義だったりする。そのドレスしか合いませんよねと言っているのと同義となる。
そんな下手をうつ馬鹿も偶にはいるんだよな。良いドレスですね。何処の作品ですか。と聞く。意味は、貴方の体型を消すにはそのドレスしか合わないですよね。となる。
当然の如く、嫌味で返ってくる。それを言葉通りに捉えると、後の後で痛い目を見るので、体型に自信の無さそうな人には宝石類を褒めてお茶を濁す。
本当に良さそうな宝石をしている場合は、宝石から攻めるのが基本だ。その宝石よりも普通のドレスの方が似合いますねと言っていることになる。悪い意味を言うと、貴方のせいでその宝石が目立ちませんねとなる。ドレスに目が行き過ぎるとそうなる。
だから女性を褒めるのは難しいんだよ。会話をどのように持っていくのか。会話の流れから自派閥なのか、他派閥なのか。それとも敵対派閥なのかを見極めなければならない。
頭が痛くなってくるが、そういう所なのだよ。貴族社会というものは。褒め方を間違えるだけで、相手にアドバンテージを与えてしまうのだから。私は頑張った方だと思いたい。
で、話を戻そう。店員の女性を見る。服はありきたりな服装だ。褒めると地雷が埋まっている。良い服ですね。何処で買ったんですかと問うとする。
すると、相手は貴方にはその位の服がお似合いですよと取るだろう。私の服が足を引っ張っている。私の服は貴族の普段着だ。それと比較をした場合、そうなってしまうだろう。
身に着けているアクセサリー類があるのかと問われれば、無いと回答する。そんなものは買えるかと言う話だな。褒めるところが無くなってしまったな。
どうしたら良いのか? 容姿を褒めるのか? 難易度が最上級に高くなるんだが。容姿に自信がある女性なら兎も角、自信の無い女性だった場合どうなるのか。
絶対にマイナス面に取って地雷を踏み抜いた形になるぞ。しまったな。手づまりなんだが。これ以上何処を褒めれば良いんだ?
……別に地雷を踏み抜いても、問題は無いとは思わんか? 実家に迷惑がかかる訳でもない。高々平民女性の気分を損ねてしまっただけだからな。
そうなると一気にハードルは低くなる。何を話すのかにも因るが、声は掛けやすくなったな。実家の感覚で話そうとするから駄目なんだ。私は既に平民なんだ。その感覚で行かねばならない。
次からはそうしよう。とりあえず、好みだと思った女性には声を掛けていこう。何と声を掛ければ良いのかが解らないが。とりあえずは挑戦してみよう。
「兄ちゃん、前座るぜ」
「ああ、冒険者か?」
「ああそうだが?」
「いや、何。魔法屋を始めてな。それの宣伝だ。クランに魔法使いが居れば是非に勧めて欲しい」
とりあえずは、婚活は後回しだな。店の宣伝からだ。思考を切り替えよう。魔法使いが居れば、是非に進めて欲しい。顧客を増やすのは大切だからな。
「あー、済まねえ。俺らの所には魔法使いが居ねえんだよな。今組んでるクランにはいるんだけどよ。そっちに声を掛けるのもな。違う気がするだろ?」
「そうか。では仕方がないな。しかし、組んでいるのか。そろそろ群れが大きくなるのだったか?」
「いや、俺らの所はそもそも組まないといけないだけの人数しか居ねえ。早く何処かとくっ付けろとは言っているんだがよ。中々纏まらねえんだ」
「そうなると50人かそこらのクランか。その人数であればかなり厳しいだろう。同様に考えるクランも多い筈だ。それなのにくっ付けないのか?」
そもそも、組まないとやって行けないクランと言うのがまず不味い。クランは一定規模なければ話にならないんだ。組む相手が決まっているのであれば、そこと合併をした方がマシまである。
「そうだろ? 上が無能ってのもあるんだがよ。向こうさんにリーダーを譲るのがまかりならんと言っているんだよな。どっちでも良いじゃねえかよなあ。誰がなったってかわりゃしねえよ」
「まあ小規模同士の合併だとそうだろうな。相手との大きさが余り違いが無い訳だな」
「そう言うこった。どっちが頭を張るかで揉めてるんだよ。下からすりゃあどっちでもいいってのによ。そんな事に拘るんじゃねえって言いたいぜ。まあ言ってやったんだがな」
言葉が悪いが、その通りだな。小規模同士の意地の張り合いはどう考えても不毛にしかならんだろう。まあそうか。そう言うクランもあるわなあ。悩み事は解決しないと。そう言う事だ。




