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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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91話 9/16 自炊は無理だろう、結婚はどうしたら出来るんだ?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 9月16日土曜日。今日も目が覚めてしまった。何時だ? まだ5時過ぎじゃないか。まあ別にそれでも構わんのだが。日の出よりも早く起きるのはもう習慣だな。


 多少皺になっている服に袖を通す。その辺はどうでもいいからな。皺の無い服が好みであれば、そのように言わないといけないだろう。その分手間賃もかかりそうではあるがな。


 皺なんぞ着ていたら伸びるだろう。そんな事一々考えても居られない。面倒だからな。貴族では無いんだ。その辺は臨機応変にいこう。ものぐさとも言うのかもしれんが。


 ある程度の身だしなみを整えて、さてと、出かけるか。朝飯を食いに行かないといけない。自分では作れないからな。仕方が無いじゃないか。自炊できてもしないだろうが。


 考えてもみろ。何時食材を買いに行けば良いんだ? 食材売り場は色んなところにあるが、荷車を転がして行かないといけないんだぞ? そんな時間が何処にあると言うんだ。


 買い物だけで2時間は取られるだろうな。何日分買い貯めるのか知らないが、その時間、魔法屋を空けて行くのかと言う話だ。嫁が出来れば嫁にしてもらうとは思うが。


 嫁もな。何処で探せと言うのか。全くもって無理難題を押し付けてくるな。嫁が簡単に貰えるわけが無いだろう? 何処に出会いがあると言うのか。客から取れと言うのか?


 客は客だからな。別に魔法使いの嫁でないといけないという訳では無いんだよ。魔力は遺伝しないからな。遺伝していれば、そもそも私はこの魔力量では無かったよ。


 父親も母親も、魔力はごく少数だ。魔法が1回でも使えれば良い方だったと言う話だからな。子供の頃に聞いた話だ。遺伝するのであれば、私は魔法屋をやれていなかっただろうさ。


 逆の話も然りだ。魔法兵の子供だからと言って、魔力がある訳でもない。魔力とはそういうものなんだ。よく解らんが、持って生まれたものを増やすことも出来ない。そんな代物なんだよ。


 だから嫁は魔法を使えなくても良いんだ。特にその辺は考えなくても良い。店を継ぐのも自分の子供で無くとも良いんだからな。少なくとも何人か弟子は欲しい所ではあるんだがね。


 結婚を急ぐ歳でも無いが、出会いが無さすぎる。普通の家庭はどのようにして出会いの場を作るのだろうか。……教会か? それも在り得そうだな。勉強と婚活を一緒にさせている場所なのか。


 となると私はどうなるかと言うとだな。取り残される訳なんだがね。何か売りがあるのかと言われたら魔法屋の店主であり、家持ちであるという事。金はそこそこ持っていると言う事くらいか。


 顔は平均的な顔よりははっきりとしている分、良いのかもしれないが、当てにならん。女性の好みが解らん以上、顔で判断するのは難しい。


 体は平均的な体だと思うんだがな。太っているわけでもなく、別段細すぎるという訳でもない。筋肉質かと言われたら微妙な所ではあるんだが。マッチョでは無い。


 まあ何処にでもいる15歳の青年という感じだな。普通ではあると思うぞ。それで女性が納得するのかは知らんが。顔で選ぶのか、金で選ぶのかだろう? 他に何があるんだ?


 性格は解らんだろう? 見た目で決めるか、資金力で決めるほかあるまい。その他の要素が解らんところだな。10人居れば10人とも違いそうな気がするが。


 男に何を求めるかだよな。何で選ぶんだろうか。その辺は前世の記憶が当てにならんことは解っている。前世の記憶だと、幼馴染と結婚したようだからな。


 幼馴染は居ないことは無い。向こうは貴族な訳だがな。貴族院に通っていたころの同輩となると、婚活の難易度が跳ね上がるんだが。貴族との結婚は無理だろう。


 基本的に親が許さない。平民との結婚なんぞ、許される訳がない。婿養子なら在り得なくは無いんだが、そうなると俺が貴族になるという事なんだよ。


 今度は俺の実家が文句を言ってくるだろうな。敵対派閥ならば良いのかもしれないが、味方および中立派閥ならば、避けるだろうからな。


 何よりも私が貴族に戻りたくはない。あんな生活は御免である。そうなると相手が居なくなるんだが、どうしたものか。色々としてもらいたいことがあるのだがな。


 さてと、中央通りまでやって来たか。とりあえずは飯屋を探すぞ。いつも通り、2周回ってみて、無理そうなら並ぼう。基本的にはその方針で。まあまだ並んだ経験は無いんだがね。それほどまでに飯屋の数はあるんだよ。


 で、結婚についての話だったか。出来れば平民女性が望ましい。家事も出来るのであればそれで。掃除やら洗濯やらは任せてしまいたい。食事も出来るのであれば自炊する方向で。


 求めるものは多い訳だ。では見返りはなんだと言う話になってくる。見返りに出せるものが特に無い。私には出来ることがそんなに多くないからな。


 家事は駄目だな。基本的に出来ないと考えて貰っても良い。仕事はあるが、仕事があることは当然だろう? 誰にでもある話だからな。冒険者も立派な職業だからな。


 金もあるとはいえ、富豪とまでは行かない。無い訳ではない。平均以上は持っているだろう。それがどうしたと言う話ではあるが。それでいいのかと問いたくなるな。


 魔法屋をやっていれば、基本的には魔法使いとしか出会わない訳だ。向こうから探しに来ない限りは無理な訳だ。どうするのが正解なのだろうか。解らんな。どうしたら良いのだろう。


 何か考えなければならんのか? それはそれで面倒なのだがな。まあ良い。何かしら考えるとしよう。何かしら方法はあるだろうからな。他の人が使っている方法が有るはずだ。


 無い筈がない。そう思うようにしようか。とりあえずはそう言う事で。魔法屋を続けつつ、何かしらの情報を手に入れると。……また情報料を取られそうな感じがするな。まあ良いが。

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― 新着の感想 ―
[一言] 貴族の実家や関係者もどんどん平民落ちするから、稼ぎがちゃんとあるなら嫁というか引き取り手として活用して来そうだけどな。向こうからすっぱり切られてるからなあ。
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