64話 9/14 ノイジーバードの魔法は数はあるんだがな、タイラー来店
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とりあえず、新作の魔法を並べよう。半額コーナーを作らなければなるまい。半額コーナーは属性で分けなくても良いか。半額なんだからな。それ以外の事は考慮しなくても良いだろう。
風属性のレッドベアの魔法を並べて、半額であるという事を書いた皮紙を置いておけば解るだろう。説明もするしな。とりあえず半額で良いんだ。感想は絶対に聞かせて貰うがね。
新しい客には売らない様にしよう。1度は利用してくれたことのある人に限り販売することにしようか。そうでないと合わなかったからという理由で来ないとも限らない。
改良した魔法についてはその中でも常連に渡すとしようか。どれを誰に渡したいかは決まっているんだがね。その通りに売り分けるつもりでいるんだ。
ゴブリンの魔法についてはギースに任せてしまいたい。あれは数を多くしただけだからな。それでいいのかを確認するためにはギースが一番良さそうである。
ワイルドボアの魔法についてはアリアナに任せたい。現状、彼女が一番来客してくれるんだ。一番早く回答が来そうな感じがしている。だからワイルドボアの魔法は彼女に任せる。
マッドフロッグの魔法はジョージに任せたい。威力はなるべくそのままに早さを上げただけの魔法ではあるんだが、なんとなくせっかちそうな彼を抜擢した。それでいいと思っている。
とりあえずはそれで様子を見ての事になるかな。どうなるのかは知らないが、とりあえずはそれの方向で。予定は未定でもある。来店が遅ければ他の人に任せてもいいかもしれない。
まあ気長に待とうではないか。別段急いでは居ない。とりあえず、今の風属性の魔法が無くなる頃までには作っておきたい所ではあるんだが、ストックがな。思ったよりも少なかったからな。
店頭には風属性だけ60本位積んである。倉庫の予備は20本もない。だからなるべく早くに結果が欲しいのはその通りなんだ。焦っても仕方がないがね。
600本の魔法は用意したつもりだったんだがな。風属性だけ売れていくからな。火、水、風、土、氷、雷の魔法を100本ずつ用意したつもりだったんだ。まさかこんな事態になるとは考えていなかったんだ。まさか売れる属性が偏るとは。
流石に100ジャストという訳にはいかない。索敵魔法もあれば、まだ売れていない風属性の魔法もある。ノイジーバードの魔法だな。これは風属性でも何故か人気が無い。
まあ威力が少し低いというのがあるんだよ。威力はゴブリンよりも弱い。その代わり空を飛ぶんだが、ゴブリンには有用かもしれないが、ワイルドボアには力負けするかもしれない。
恐らく、それを読み解いているんだろうと思う。威力が一番高いのはマッドフロッグだったが、今度のレッドベアの方が威力は高くなっている。こっちは売れると思うんだよな。
どうなるのかは魔法使い次第だな。魔法使いの好みによる。ノイジーバードの魔法はその内売れるとは思うんだよな。ワイルドボアの時期が終われば。
ゴブリン相手には強い筈だぞ。なにせ数が多いからな。ゴブリンになら力負けするようなことは無い。このノイジーバードの魔法でも十分に役に立つ。
これとかだと、風属性のノイジーバードが62出る魔法なんだがな。結構な数だとは思わんか? 改良型のゴブリンでさえ41だったのだからな。数は出鱈目に多くなったんだよな。
普通に作ってこれだったんだ。増やせと言われたら増やせる。威力を上げろと言われると流石に数が減るが。ゴブリンと同程度の威力で同程度の数になる。飛んでるだけの魔法になる。
森で使う場合は飛んでいるというのがマイナスになるからな。一度、空高く舞い上がるんだが、森だと視界が悪いからな。ゴブリンの方が便利ではある。
魔法なんてものは使いどころな訳だな。どんな魔法でも場面場面で使い分けないといけない。私の魔法は特にだな。もしかすると、ノイジーバードの魔法は夜は駄目かもしれない。
鳥目という可能性がある。夜には向いていないかもしれない。使ったことが無いから解らんが。その内夜型のクランで、これを買求めてきたときに話さなくてはならんだろうな。
カランカラン
「いらっしゃい。また来てくれて嬉しいよ」
「2度目だからな。魔法を見させて貰うぞ」
「ああ、ゆっくりとしていってくれ」
確か、タイラーだったと思うんだが。夜型のクランの所属だったな。何を買って行ったのかは覚えていないが、気に入ってくれたという事なんだろう。
風属性の魔法を見ていることから、この時期の平原に行っているのか、森に行っているのか。恐らくは平原だとは思うがね。稼ぎ時だからな。
「ん? この半額品とはなんだ?」
「ああ、それか。それはまだ実験段階のものなんだ。威力や何からは書いてある通りな訳なんだがな。まだ実戦で使ったことがない。故に半額だ。その代わり、使い勝手を報告してもらうがね」
「なる程、そう言う事か。見せて貰うぞ」
「ああ、勿論だ」
一応、タイラーも購入条件はクリアしている。2度目の来店だしな。威力が半端では無い魔法だからな。受け入れられるのかは解らんところではあるが。
「なんだ、マッドフロッグの魔法よりも威力が高めじゃないか。店主。これとこれを頼む」
「ああ、中銀貨1枚と小銀貨5枚だ。それと次の来店時に使い勝手の報告を頼む」
「解った。これで良いな。ではまた来る」
「またどうぞ」
さて、新作魔法が出ていったわけだが、何時試してくれるのかという所ではある。初めてのお披露目だ。ばっちり決まってくれると嬉しい所なんだがな。何とかなると嬉しいな。
さて、まだまだ時間はたっぷりとあるぞ。とりあえず、鑑定魔法について考えておくか。何が見えるのか。見えたらどうするのか。色々と試したいことがあるからな。




