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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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62話 9/14 身体能力は強化されてるよなあ、鑑定の魔法は出来ないのか?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 9月14日火曜日だな。魔法屋の朝は早いんだ。貴族の習慣でもあるんだが、朝は早い。身だしなみを整えなくても良いからな。もう少し遅くでも良いんだが、慣れてしまったんだよ。


 慣れたものを変えるのは中々に難しいものだ。まあこのままで良いとは思うがな。店も早く開けるに越したことは無いだろうから。さてと、飯屋に行くとするか。


 着替えはいつも通りだ。洗濯ものはまだ乾いて居なかった。もう少し干す必要があるようだな。別に構わんがね。干しっぱなしにしていても大丈夫だろう。


 この都市は湿気があるからな。南から西に掛けては沼地なんだよな。そこから湿気がやってくる。暑い上にじめじめするのは最悪な訳だが、それは言っても仕方のないことなんだ。


 私の店は東側にあるからな。西側寄りよりはマシだな。比較的にな。風は季節によって違うんだが、この時期は停滞気味だ。だから余計に湿気が強く感じる訳なんだがね。


 多少でも風があると違うんだがね。言っても仕方のないことではあるんだけどさ。季節的なものなんだよ。まあ冬が寒くない事を思えば、まだましなのかもしれないが。


 さて、中央通りに出てきたわけだが、昨日ほどの行列は出来ていないな。まあ普通はそうなんだよ。あの規模の行列が出来る方が稀なんだ。昼間だったがな。あれは凄かった。


 大規模クランのなせることだよな。クランの規模は大きい所もあれば、小さい所もある。私的には大きなところが良い様な気がしているんだが、理念や目標で別れてしまう。


 大規模クランでも例外ではない訳だ。その器の大きさはリーダーによって決まってしまう。人数の多い所の方が、大きな器を持ったリーダーが生まれやすいのもその通りなんだがね。


 大規模であることに悪いことは無いと思う訳だ。出来る限り大きい方が良い。やれることも増えるからな。大きくないと出来ない依頼もあるんだよ。


 特に大物を倒そうとするクランはな。魔法使いの数も必要だし、戦闘職の数も必要だ。後は個人の強さもな。個の強さも必要な世界だ。


 この世界にはレベルという概念は無い。ステータスなんかが見える訳でもない。でもレベルはあると思う。人それぞれに決まっていそうではあるが、無いとは言い切れない。


 戦う程に強くなっていくんだからな。不思議なことに、人でも魔物でも戦えば戦う程に強くなっていくんだよ。個人差はある。あるが、確実に強くなっていく。


 一番顕著なのは荷車を引く冒険者だな。彼らは重さで言うと1トンを超えるのではないかというワイルドボアを載せて引いてくるんだからな。明らかに身体能力が強化されているだろう。


 私には到底真似は出来んよ。皮紙を持つのでさえも苦労しているというのに。ワイルドボアを引いている冒険者を見ておかしいのではないかと思ったものだ。


 内部でステータス管理がされているのであれば、ある程度は納得がいく。ステータスを見ることは出来ないがな。……本当に出来ないよな? まさか出来るのか?


 よくあるのが鑑定だな。魔法ではなくスキルという分類がされてはいるが。物語にはよくあることだ。ステータスが見れる魔法か。作ってみるのも面白いかもしれないな。


 強さの指標が解る訳だからな。使い勝手は良い気がする。……本当か? 使い勝手が良いのかは解らんが、とりあえず、鑑定する魔法を作ってみるか。作れる可能性はあるからな。


 皮紙は何でも良い気がする。とりあえずゴブリンで良い気がする。魔石インクもゴブリンで良い気がする。ワイルドボアでも良いんだが。どっちにしても金は変わらない。


 何に判定されるのかが解らんけどな。とりあえず何かしら作ってみるか。使えたら儲けもの。誰が必要としているのかが解らんけどもな。とりあえず作ってみようか。


 お、あそこの店が空いているな。そこに座るとして、一旦魔法の考察は止めておこう。先に飯を食う事にする。大丈夫、そんな大切な事は忘れないさ。


「前に失礼するよ」


「ああいいぜ」


「冒険者かい?」


「ああそうだが?」


「そうか。私はこの近くで魔法屋を初めてな。魔法使いに宣伝を頼みたいんだ」


「済まねえな。俺んところには魔法使いは居ねえんだわ。悪いな」


 そうか。まあそう言う事もある。よくあることだからな。魔法使いが居ないクランを探すのはそんなに大変な事ではない。かなりの数のクランがあるんだからな。


 魔法使いがいるクランの方が少数のはずだがな。都市のクラン。スラムでは無いクランでさえ魔法使いが居ないところがあるくらいだしな。魔法使いが加入するかは運だからな。


 魔法使いにクランを見つけて貰うか、縁者が魔法使いになるくらいしか無いんだよ。中々にハードルが高い。魔法使いなら何処でも受け入れて貰えるかと言えば、そうではないんだが。


 魔法使い嫌いもいるからな。当然だろう。妬みや何かを抱えているのは当然だからな。まあ魔法使いが必ずしも受け入れられるとは思わんことだ。自分が原因では無くともな。


「肉大盛りのおまかせです」


「ああ、私もおまかせを頼む。代金はこれで」


「解りました。おまかせ1つ!」


 注文はこれで大丈夫だな。……肉大盛りのおまかせだと本当に肉が沢山になるんだよ。野菜入りの肉って感じになるんだ。そこまでして肉ばかりが食いたい訳じゃ無いからな。


 肉が美味いのは解る。冬場は肉三昧だ。どうせ肉の肉炒めが出来るんだからな。今の内に野菜を食っておくべきだ。野菜が高くなるからな。仕方がないことなんだよ。


 季節によって出てくるおまかせが違うからな。それは当然だな。安いものが出てくるのがおまかせだ。ある程度の値段くらいは想像がつく。春になったら葉物が増えるのかもしれんな。

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