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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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56話 9/13 飯屋で雑談、大きいクランは狙い目だよなあ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 クラン名ってのは基本的に若い奴が若い内に決めたかっこいい名前を使っていることが多くてな。大抵、そのクランの人が変えたいとは思っているんだけど、変える名前も思い付かないからそのまま使っているという場合が多いそうだ。


 黒曜石の黒騎士もその類のものだろう。誰が最初に付けたかは解らないが、大きくなりすぎて変えるに変えられなくなってしまったんだろうな。


 恐らくだが、ラッセルクルーが始まった時くらいからあるクランなんだろうなとは想像がつく。クランが乱立していた時代に大きくなったのが黒曜石の黒騎士なんだろう。


 別に名前なんてどうでも良いじゃないの。覚えてくれるんであればな。多少は恥ずかしいかもしれんけど、入ってくる若者には好評なんじゃ無いかなあ。


「それで、「黒曜石の黒騎士」はどの位の規模を誇っているんだ?」


「さあなあ。3万人は堅いって話だけどよ。総数ってなると解らねえなあ。そのクランに居る訳でも無いからよ。居ても解んねえかもしれねえが」


「そうか。それでこの都市の最大クランさんはこの規模で狩りをするのか? 他のクランと競合しないか? 冒険者の数が多すぎると思うんだが」


 そうなんだよな。ともかくこの都市は冒険者の数が多い。それもとてつもなく。そんな冒険者が東の平原に集まれば魔物は狩り尽くされると思うんだが、そうはならない。それだけ広いという事なんだろうが、今一つ納得いかない。


「「黒曜石の黒騎士」はあれだろ? 本隊は飛竜山脈の飛竜狩りをやってるからな。そっちの方がメインだろ? 言っただろ? あれは分隊なんだって。あの規模を残しているんだろ」


「飛竜狩りか。なる程な。それで普段はこの都市に居ないという事なのか」


「そう言う事だな。こっちである程度使い物になったら飛竜山脈に連れていくって事だろう。こっちはそうそう強い奴がいなくても何とかなるからな」


 それもそうか。この都市で警戒しないといけない魔物はそんなに多くはない。居ない事は無いんだが、奥に奥にいかないと出会わないからな。それを求めていくクランもあるんだろうが。


「この辺となると中級魔法の素材になるタイフーンウルフとレッドフレイムベアか。確かにそれが相手になると上級者が欲しい所ではあるな」


「そいつらもそうだが、冒険者としてはホブゴブリンもそうだし、アントの上位個体もそうだ。後は一番厄介なのはロードゴーレムだろう。あれが一番やばい奴だな」


「ロードゴーレムか? 聞いたことが無いな」


 マッドゴーレムは聞いたことがあるんだがな。ロード。道か? それとも上位個体を表すロードか? その辺りの命名は誰が行っているのかが解らんからな。


「マッドゴーレムの親玉だよ。やばい奴だそうだぜ? ともかくデカい。中級魔法が必要になってくるレベルのヤバさだな。まあ滅多に浅い所には来ないんだけどな」


「そうなると中級魔法が欲しい所な訳か。ファンキーバード辺りが手頃なんだがな」


「この辺には居ないだろ? 大抵はタイフーンウルフの素材で作られてるって話を聞いたことがあるな。まあ魔石以外に旨味が無いからな。誰も狩りに行こうとはしないみたいだがな」


 それはそうだろう。ゴーレムを狩る以上、素材は取れないからな。チャコールゴーレムなんかは炭が取れるし、アイアンゴーレムだと鉄が取れるんだが、マッドゴーレムは泥だからな。


「泥を入手しても大して意味がないと。それはそうだろうな。となると、基本は放置か?」


「いや、それ専属のクランがあるみたいだぜ? 月に1度は狩りに行っているみたいだな。中級魔法をガンガン使うから貴族の後ろ盾が無いと無理な話だがな」


「目的は魔石か。魔道具に必要な物だからな。必要であれば貴族から依頼が行くか。そうなるとタイフーンウルフやらが定期的に狩られてないといけないことになるんだが」


 そうなんだよな。魔石を得ようにも中級魔法が必要であれば、中級魔法素材を狩らないといけない。それが無いと中級魔法が作れないんだからな。


「そっちも専属がいるぞ。割と有名どころだな。「紅蓮の大牙」が請け負っている。そこもかなりの大所帯だ。俺らのクランでは到底及びも付かんな」


「なる程な。その魔物に特化したクランがあるのか。依頼は貴族から来ていると考えても良さそうだな。基本的には金にならない事は請けないだろうからな」


「そう言うこったな。レッドフレイムベアの方もあるって言うしよ。そっちは知らねえが森ん中を歩くわけだからそう言う奴らもいるって事だろ」


 なる程ねえ。レッドベアがこの時期に大量に狩られたのはそのクランの人たちが動いたと考えても良さそうだな。貴族からの依頼を請けているクランか。来てくれると有難いんだが。


「お待たせ。おまかせです」


「おう、俺もおまかせで頼むわ。肉を大盛りでな」


「おまかせ肉大盛り1つ!」


 今日のおまかせも肉が入っているな。どんどんとワイルドボアの価格が落ちていっているんだろうな。今の時期が一番狩られる時だからな。値が下がるとおまかせに出てくるからな。


 それにしても大手のクランの名前が知れたのは良かった。その手の情報は聞かないからな。教えてくれと言うと情報料を取られる奴らしか店に来ないからな。


 そうか。中級魔法を作るための素材を集めているクランがある訳か。魔法使いも大勢いるんだろうな。見つけて貰ったら1日に100や200の魔法が出ていきそうではあるな。


 そんなに在庫を抱えられない訳なんだが。兎に角、専門でやっているような所には金があるんだろうから狙い目なんだがね。何を求めているのかに寄るからな。


 そう言うニーズを掴んでいかないといけない訳だよ。魔法の研究もしないといけないな。出来る限りは考えているんだが、中々な。良い魔法が思い付かないんだよ。

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