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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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454話 10/26 ドロシー来店

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そう言えば、そろそろ副業の携行食屋に人員を宛がっても良いと思うんだが、どうだろうか。第二店舗の修行先に丁度いいかと思うんだが。まあ、ギースが来てからでいいんだけどな。


 そこまで急ぐことではない。修行の期間もちゃんと1週間くらいは見るさ。それでものに出来ないってことは無いだろうからな。ただ煮て灰汁をとるだけだし。


 灰汁取りも自動で出来ればいいんだけどな。そんな便利な道具があるんだろうか。前世では灰汁取りシートを浮かべておくと灰汁が取れるとか不思議なものもあったけど。


 ただ、灰汁も考えものなんだよな。取り過ぎるといけないんだよ。灰汁も旨味成分が含まれているからな。灰汁を取り過ぎると美味しくなくなるんだよ。


 特に根菜類なんかはそうだな。山菜も同じだ。灰汁は出る。出るが灰汁を取り過ぎると味が無くなる。難しいらしいぞ? 詳しいことは解らないけど。


 少なくとも、簡易スープの素は灰汁を全部取ったところでなんだよな。出汁レベルでいいんだから。何処まで煮込むのが正解なのかが解らない。


 煮込み過ぎたらどうなるんだろうか。骨って溶けるのか? 詳しいことは知らないんだけど。骨から美味しいスープが出来ることは知っている。それだけなんだよな。


 まあ、実際には肉も少しばかり付いているんだけどな。そりゃあ全部綺麗にするわけがないんだよ。量が多すぎるんだよな。使わない部位の肉は捨てている。


 捨てるといっても、豚の餌になるんだけどな。骨は鶏の餌と肥料になるし。卵が高級品ってのがな。卵があれば、色々と出来そうな気がするんだけど、それもあんまり。


 料理関係に詳しい訳ではないので、卵と言えばマヨネーズくらいしか出てこないんだけど。マヨはそもそも酢がないっぽいから難しいって話をしたよな。


 柑橘系の果物やレモンなんかがあれば出来るんだろうが、そもそも果物の生産は他の土地の話だし、単価が高くなるって話。貴族にしか売れないのではないか。


 そもそもなんだけど、貴族と卵を取り合いするんだから、勝てるわけがないんだけどな。卵は高級品って解らないといけないんだよ。まずはそこの認識から。


 養鶏場をやるか? 割と本気で。土地があれば何とかなるとは思うんだけど。従業員はその辺に沢山居るんだから雇えばいいだけの話だし。


 ノウハウは無いけど、鶏を飼うだけだろう? 餌と寝床を与えてやれば卵を産んでくれると思うんだよな。小学生でも出来る事なんだから、出来るんじゃなかろうか。


 あーでも、鶏って生きたまま仕入れるのってどうしたら良いんだろうか。野生にいる訳でもないよな? 平原を走っているって訳でもないと思うんだよ。


 何処かには居るんだろうけど、何処に居るんだ? 流石に今の卵農家さんに、鶏を分けてくれとは言えないからな。向こうの商売道具を渡してくれると思うか? 私は思わない。


 1匹2匹なら買えるだろうが、数百数千となれば、ライバルが出来るだけならば良い方で、生産量が減るだろう? それは向こうも了承しないだろう。


 金貨を積んでも駄目だと思う。それをするのであれば、養鶏場ごと買わないといけない破目になると思うんだよな。養鶏場って儲かっていると思うんだよ。


 貴族が卵を食べない訳がないよな。卵料理を食べない貴族はいない。私は食べたことが無いけどな。そりゃそうだ。追い出す予定のある奴に食べさせるものではないよな。


 携行食屋が儲かっているんだから、儲かっている内に他の事業にも手を出したいとは思っているんだけどな。それが中々難しい。産業を興すのは一苦労あるんだよ。


 勿論金がかかる。金がかかるのはいいんだけど、そもそも何から何まで足りないというのが問題なんだよな。足りないのに、どうしろというんだよ。


 投資先が無いと、投資しても意味がないんだよな。むしろ出来ないというのが正解か。森があるんだから、木材産業を探すか? 何があるって話なんだけど。


 木炭は作っているし、魔道具があるんだから、木炭もそんなに必要ないんだよな。火事の素になってしまうんだし。製鉄も魔道具で何とかなるだろう?


 木炭から作れるものとして、何があるよ? 脱臭剤とか調湿材とかか? つい最近、除湿器を作ったばかりなんだけどな? 脱臭剤とかいっても、木炭単体で良いしな。


 加工できるのかは知らないが、一応炭素であるから、ダイヤモンドは出来るぞ。純炭素にしないといけないんだけど、出来るのかは解らない。


 これは、錬金術の範疇なのかね? 錬金術ってよく解らないんだよな。鉄を金に変えたりも出来るんだが、なんでなんだろうな。陽子レベルで弄っているんだろうか。


 放射線とか怖いんだけど、大丈夫なんだろうな。木炭をダイヤモンドにするくらいは出来そうな気がするんだけど、錬金術師に知り合いがいないからな。どうしようもない。


 知り合いがいれば、絶対にやっているとは思う。むしろ炭素が含まれていないものの方が少ないんだから、ダイヤモンドを作り放題と思ってもいい。


 最悪、肉からでも作れるからな。肉は炭素を含む。有機物である。他の元素が何処に行くのかは知らないが、出来ないことは無いんだろうとは思うんだよな。問題は、やはり錬金術師の知り合いがいない事だよな。知り合いがいれば確かめにいくんだが。


カランカラン


「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」


「おはようございます、店主さん。今日も水属性の魔法が要り様なので、沢山買っていきたいんですが良いですか? とはいっても、大分少ないので全部買う事にはなるとは思うんですけど、良いですよね? その為に作って貰っているといっても過言ではないですから」


「ああ、いいぞ。全部買っていってくれ。風属性も要り様なんだろう? そっちもそこまでの数はないから全部買っていくといい。後は雷属性の魔法もな」


「あの雷属性の魔法は本当に便利ですよね。なんであんなに便利なんでしょうか。こっちも数が少ないんですよね。もうちょっと作りませんか?」


「流石に無理だな。どう考えても客が2人しかいない。今後増えていくのであれば増やしても良いが、どう考えても平原を狩場にしている奴らが来るだろう? 森に行くやつは稀なんだよ」


「それは解ってますけどね。大人しく北側か西側で買えって話なんでしょうけども。それでも、あたいの他に1人は居るんですね。そっちの方が驚きです」


「何処にでも探索したい人はいるって事なんだよ。ドロシーもそうなんじゃないのか? 私の店を見つけられたという事は、そういう事だろうと思うんだが」


「魔法屋を探すのは当然の事だし。魔法使いとして当たり前の事だよ? それにしても、紐で縛るのを止めたのは良い事だよ。中身も見やすいし」


「親切にも教えてくれた人が居たんだよ。穴を開けるなんて考えてもいなかったからな。完全に盲点だった。そんなやり方もあるんだと思い知ったよ」


「思い付かないといけないってのは難しいんですよね。あたいも考えろって言われるのが苦手だし。考える前に行動する派ですし? 魔法も選ぶのは直感が多いですけどね」


「勘頼りは、流石に不味くないか? 良い時も悪い時もあるだろう? 流石にそこは考えろよ」


「難しい話は苦手なんですよね。魔法屋を探しているくらいが丁度いいんです。中々増えないですけどね。魔法屋をやるにもお金が必要でしょうし。あ、今日はこれ全部買っていきます」


「解った。ちょっと待て。……大銀貨4枚だな。……丁度頂いた。毎度どうも。またどうぞ」


 行ったか。魔法屋をしようと思うと、金貨が必要になるからな。普通はそんなにはお金を持っていないだろうし、独立資金を何代に渡って貯めないといけないだろう。


 雇われの方が気が楽だしな。店長になるという事は、責任も取らないといけないって事なんだよ。それがいやだって人も一定数居るとは思うんだよな。得はあるけど、それ以上に損があったら、誰もやりたいとは思わないだろうし。私は得を見たけどな。

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