441話 10/25 ミーガン来店
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で、魔法の作成配分なんだが、麻痺魔法が10、身体能力強化魔法と鑑定魔法で10とすると、残りが14になるんだよな。それをどう配分するのかが問題なんだよ。
土属性は1作りたい。買う人が居るんだから、作らないといけないと思っている。少数派を切り捨てる訳にもいかないよな。そういう観点から、水属性も3欲しい。となると残りは10になる。
風属性と火属性と氷属性を作らないといけないんだけど、火属性と氷属性は同じと考えていいんだよな。どうせウルフにしか使わないんだから。それよりも風属性の方が欲しいよね。
となると、風属性6、火属性2、氷属性2とするのがいいんじゃなかろうか。これであれば、ある程度の購買層が確保できると思うんだよな。1日に34しか作れないんだから。
もっと作れるようになれればいいんだが、それは無理だ。どう頑張っても無理なものは無理なんだよ。作成方法から変えないといけない事になるからな。出来ないとは言わないんだろうが、私には出来ない。そこまでの才能が無いんだから仕方がないだろう。
身体能力強化魔法もどの位売れるのかが解らないんだよな。だからとりあえずは5としているんだけど、売れ行きが悪ければ風属性の魔法に回すことにすればいい。風属性の魔法は何かと使うからな。何処に持っていってもいいんだから。
問題は鑑定魔法なんだよな。売るのかどうかも本当に考えないといけない。ただ、売らないと身体能力強化魔法も使いどころが難しいと思うんだよな。特にクライヴ君やリアムに作らせるのであれば、必須の物だと思う訳だよ。私の魔力の色もばらさないといけないだろう。
特段、秘密にしないといけないって訳ではないので、良いとは思うんだけどな? 嫉妬が怖いからとりあえずは隠しておくかってくらいなものだ。
これで、身体能力強化魔法の検証も終わったらこの配分で行こうと思う。誰かに託して、改善の余地があるのであれば、改善してからの事になるんだろうけどな。
選ぶ素材も間違えていないと思うし、200人に効果があるのであれば、まあ、合格ラインだろう。後はどの位強化されるのかなんだよな。少しだと意味がないんだよ。
責めて3割くらいは強化されて欲しい。相対的強化なのか、絶対的強化なのかが解らない所ではあるんだけどな。でも、間違いなく絶対的強化になっているとは思うんだが。
好みは何方もあると思う。だが、相対的強化の方が強すぎるんだ。明らかに初級魔法の効果範囲を逸脱する。相対的強化ではあり得ないほどに強くなるからな。
何かというと、相対的強化とは割合強化であって、絶対的強化とは固定値強化になるからだ。弱い内は絶対的強化の方がいいんだが、強くなればなるほどに相対的強化の方が上回っていくからな。当然だろう。割合強化なんだから。
どういうことかと言うと、身体能力が100の戦士が居たとしよう。相対的強化が3割となっていた場合、100×1.3になり、130の戦士が出来上がる。絶対的強化が50となっていた場合、100+50になり、150の戦士が出来上がる。100の戦士であれば、絶対的強化の方が強くなるんだ。
じゃあ、1000の戦士が居たらどうなるか。相対的強化では1300になり、絶対的強化であれば1050になる。相対的強化があり得ないのは、強い人に使えば、おかしな事になるところなんだよな。
明らかに初級魔法の効果を逸脱してしまう。だから絶対的強化になると思っている。強化されるのは固定値。つまり弱い人を強制的に強くする魔法と言う事だな。
つまりは、戦力の底上げをする魔法なんだよ。最低水準が幾つで、強化の数値が幾つなのかが解らないんだが、3割以下って事にはならないだろうと思っている。
だから、比較的弱いクラン、タイフーンウルフを狙えないクランなんかには大きなプラスになってくれると思うんだよな。初級魔法でも十分な強化がされると思われる。これで相対的強化であったのであれば、間違いなく発表案件だから。
よくよく考えてくれ。タイフーンウルフを狩れる前衛が強化されるんだぞ? もっと強くなるんだ。割合の方が圧倒的に強くなれる。そんな魔法を秘匿できると思っているのか?
可能性の話だ。飛竜狩りに行っているクランに目を付けられたとしよう。当然ながら、飛竜には中級魔法を打たないと勝負にならない。のにも関わらず、戦士だけで決着がつく可能性が出てくるんだから、初級魔法なのかと疑いたくもなるだろうな。
そうなったら、噂を止められないし、身体能力強化魔法だけを作らされることになる。それは楽しくない。それをするくらいなら、公開してしまった方が良い。
相対的強化には、その位の可能性があるという事なんだよ。だから、相対的強化はあり得ないんだ。初級魔法に収まらない。簡単に超えていってしまう。
カランカラン
「いらっしゃい。ゆっくりと見て行ってくれ」
「いらっしゃいませ!」
「また来ちまったよ。ここ以外がどうにもならないんだから、本当にどうにかなって欲しいんだがねえ。ここばかりに頼る訳にもいかないってのに」
「ミーガンか。気持ちは解るが、流石に魔力の色が特殊過ぎる。同じ魔力の色を持っていて、尚且つ魔法屋をしているって条件で無いと無理なんだからな」
「解っているさね。この魔力の色が特殊な事くらいは。それでも、恨み節を言いたくなるのも解るだろう? それでもあたしは魔法使いだ。魔力とは一生の付き合いなんだよ」
言いたいことも解るがな。金色の魔力なんてそうそういるものじゃない。そして、金色の魔力を持っていたとしても、魔力量が一定以上なければ意味がない。そして、魔法使いにならずに、魔法屋をやる人が居ないといけない。まあ、魔法屋でも難しいんだが。
まずもって、魔法を使える人間が少ないんだ。いつも売れ残る筆頭だろう。そんな奴を何時までも抱え込んでくれるのかって事なんだよな。魔道具店に移籍した方がいいんじゃないか。
同じ魔力を使う職業でも、魔道具で魔力の色がどうのこうのとは聞いたことがない。あるのかもしれないが、魔法使いや魔法屋よりは関係が無さそうに思う。
魔石の属性で色が分かれているのであれば、まだいい方だ。得意な属性があるかという話になってくるんだよ。それならまだいい。魔石1つ1つが色が違う場合、魔道具職人なんて出来ないだろうというのがある。使う魔石で効果が変わってきそうだからな。
だから、魔道具職人は魔力の色が関係ないか、あまり関係ないかの2択だと思っている。がっつり影響される魔法屋とは違うと思うんだよな。魔道具が使えないって事にはならないんだから。
「まあ、それは仕方が無い事だろうな。……それで、少し頼みがあるんだが、聞いてくれるか? 損する話では無いと思うんだが」
「なんだい? 別に構わないがね。こんな変な魔力の色の魔法使いを捕まえて、何をしようって言うんだい?」
「いや、新しい魔法を作ってな。それの実験をしてもらいたいんだ。勿論、お金は要らない。実験をしてくれるのであれば、今回の購入額の2割を引こう。それでどうだろうか?」
「ふーん。新しい魔法ね。使えなくてもいいんだろう? こっちは2割引きで買えるんだから、悪い話じゃないさね。実験台になってやろうじゃないか」
「ああ、すまないがよろしく頼む。この魔法なんだが、使うのは戦闘領域に入ってすぐだ。そのタイミングで使ってくれて構わない」
「内容は後で確認させてもらうさ。報告は早い方がいいんだろう? なるべく早くに報告してやるさね。期待せずに待ってな。今日はこれだけ貰おうかね」
「クライヴ君、会計だ」
「はい。中銀貨5枚だから、中銀貨4枚になります。……丁度頂きました」
「毎度どうも。またどうぞ」
行ったか。まあ、ミーガンなら大丈夫だろう。クランの規模も大きくは無かったはずだ。それならば、何処まで影響があるのか、解るだろうしな。そして、信用できるからな。




