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貴族に転生したけど、平民落ちするので魔法屋をすることにしました  作者: ルケア


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417話 10/22 魔力を増やす方法はないのか

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 後は昼飯を食って魔法を作ってという、いつも通りの生活をしていた。いつも通りなんだよ。その後は客も来なかったし、魔法の制作に時間を使った。一応、店番はしているけどな?


 それでも、クライヴ君の魔法の作成速度が上がってきた関係上、魔法作りに集中できるようになってきた。凄く良い事ではあるんだけど、クライヴ君が魔法を作る種類が一緒になってきたと言うのが、若干の気がかりではあるんだけども。魔法を作れる数が少ないから仕方がないんだけども。


 麻痺魔法2つと風属性魔法を2つ作っている訳なんだが、麻痺魔法のノイジーバードはいいとして、風属性の魔法もワイルドボアとウルフの2つになってきているんだよな。


 確かにその2つの魔法が使いやすいのはその通りなんだよ。役割がはっきりしている分、使い勝手が良い魔法ではある。だが、他の魔法を作らなくても良いのかという疑問は残る。


 やりたいことは解るんだよ。魔法を固定してしまう事で、客も固定してしまえれば確実に売れるんだからな。魔力の少ないクライヴ君では、そうするしかないのも解るんだが。


 だからと言って、他の魔法を作らないというのもな。それはそれでどうなんだって話になってくる。難しい問題だとは思うんだよ。確実に売れる方が良いのは解る。その組み合わせなら、ある程度はお客を選べるというのも解るんだよな。戦略的な動き方なんだよ。


 まあ、自由意志を尊重しているんだから、受け入れるんだけどな。確実に売れてくれる方がこちらとしても有難いし。他の魔法を作らないって選択は、無くはないと思うんだよ。習熟度も、確実に上がるんだし、収益も確実にあがるんだから。


 ただ、魔法を作る楽しみも知って貰いたいなっていう願望もあるんだよな。4つしか作れないクライヴ君に言うのも何なんだがね? 最低でも6つは作れて欲しいと思う。出来れば10以上作れて欲しいとは思う。そんな弟子が出来るのかどうかだよな。


 弟子は欲しい。それは勿論のことだ。弟子が居ないと困ってしまう。売上的な意味でもそうなんだが、魔法屋の存続という意味でも重要な事なんだよ。まだまだ先の話と思っているかもしれないが、弟子は多くても困ることは無い。最悪は2号店を出せば良いだけの話だからな。


 資金があるのであれば、2号店を抱え込むのも有りなんだよ。魔法屋をやりたいと思ってくれる人口が増えればと言う話でもあるんだけどな? 他の店に行く予定の弟子を捕まえても意味がない。


 意味が無いとは言いすぎかもしれないが、要は魔法屋全体の人口が増えてくれないと意味が薄いんだよな。魔法を作れる人を増やさないと。使う人を増やしても作成が追いつかなければ意味がないんだよな。魔法使い難民が出てくるだけなんだよ。


 魔法を使いたいのに、魔法が無いと言う状況が起きる。いや、今も起きているんだけど、より深刻になるだけなんだよな。魔法屋の人口を増やさないとどうしようもない。


 子供たちに魔法使いを諦めろと言うんだから、難しい話ではある。魔法使いは人気の職業だ。魔法は作る側よりも使う側の方が楽しいのは認める。


 だからと言って、生産を疎かにしてはいけないんだよな。魔法屋がインフレを起こさないのはこの間も説明はしたと思うが、魔法兵が出張ってきたら大変な事になるんだよ。魔法屋が絶対に成り立たなくなるからな。作れる数が全然違うからな。


 最低でも1人50個は作れるんだよ。上級魔法を使えると言う事はそういう事なんだ。それが3000人くらい居るんだから、魔法不足は解消されるだろう。絶対にな。


 それだと、既存の魔法屋が全部潰れることになりかねないんだよ。何故かというと、質の問題が一番だろうな。魔法兵の魔法と、魔法屋の魔法。質が全然違うんだよ。


 魔法も日々進歩している。日夜研究している貴族が沢山いるんだから。その研究の成果を使って魔法屋をやられると、昔の技術で作っている魔法屋が負けるのは、仕方が無い事なんだよ。


 10年の歳月があれば、威力や数が変わっても可笑しくはない。既に完成されているのであれば、そんな事にはならないんだろうが、魔法はまだまだ未完成である。研究次第でどんどんと有用な魔法が出来上がっていく事だろう。過去の魔法はそれに対抗できるのか。


 出来ない訳ではないとは思うが、魔法の価格は下がるだろうな。今以上の価値を維持できない。そうなると、魔法屋になりたいと思う人口も減っていくだろう。魔法兵の数は変わらないだろうな。ある程度一定数は確保されると思っている。極端には変わらないだろうな。


 その分魔法使いが増えてくれれば良いんだろうが、そっちも望み薄だろう。魔法使いの数を増やしたければ、人口全体を増やす必要があるだろう。それか、所有魔力の多い人間を生み出す方法があれば、変わる可能性はあるんだが。それだと、魔法兵も増える可能性があるんだよな。


 何にしても、魔法屋をやりたいという人口を増やしつつ、魔法兵が入ってこない価格帯を維持しつつ、魔力を持っている人口を増やさなければならない。無理なのでは?


 内政でどうにかなる事なのかが解らない。そもそもの話、何で魔力を持って生まれてくるのか、その量はどうやって決まるのか。なんにも解っていないんだから仕方が無い事なんだよ。これが解れば、もの凄い発見だろうとは思うが、遺伝子工学の話になってくるのか?


 遺伝子で決まっているのであれば、話は早いんだよな。ただ、経験的にそうではないと言う事が解っているんだけども。魔力が少ない者同士でも、魔法兵が生まれる事があるんだから。


 特定の遺伝子を持っているのでは説明がつかないんだよ。組み合わせでどうにかなるのであれば、まだ解らないと言う事なんだろうが。恐らくだが、遺伝子は関係ないと思うんだよ。状況証拠的な物で悪いんだが、遺伝子では無いと思う。


 じゃあ何がと言われても、解らないんだよな。魂だと言われたら、まったく理解が出来ないものに魔力が関わっていると言う事になるんだが。


 魂は前世でもよく解らないものなんだよな。あるともないとも言えないんだよ。ただ、死んだ人は数グラム軽くなると言われている。それが魂なのではないかと推測されているんだよ。


 その魂に魔力がくっ付いているのであれば、どうしようもないと思われる。魂を弄れるのかって話になってくるからな。それはもう、神の領域なんじゃなかろうか。もしくは精霊が関わってくる話なのではなかろうか。そこまでいかれると手が出せない。


 魔力量を増やす研究は、正直何処でもやっていることではあるんだよ。貴族院でもやっている貴族は居る。勿論、何の成果も上がってないんだけどな? 上がっていたら、それどころの話ではない。


 何とかしたいのは解るんだが、研究の結果が出てこないんじゃあ仕方がないよな。私で解る事であるのならば、早々に答えを出している問題なんだ。前世には魔力なんて無かったからな。


 魔法使いを増やしつつ、魔法屋も増やさなければいけない。難しい問題だ。何をどうしたら良いのかが解らない。答えが無い問題を解くことほど難しいことは無い。やみくもに探しても見つからないし、偶然に見つかる可能性もある。とにかく運次第なんだよな。


 個人的には、見つからないとは思っているが。魔力の量を見ることは出来たからな。鑑定魔法で魔力の量と色、後は恐らくだが身体能力の量と色。それが見えた。


 見えたから何だと言う話でもあるんだが。見えたから増やせるとは思わない。むしろ何で見えたのかが解らない。鑑定魔法を作ったのは良いが、何故にそれらが見えたのか。


 鍛える事は出来ないのかと考えられるけどな。恐らくだが、身体能力は鍛えられる。魔物と戦い、経験を積むことによって身体能力を強化できる。じゃあ、魔力は?


 鍛えられないと言う方が可笑しいのかもしれない。何かの発見があれば、魔力を強化、増やすことが可能なのかもしれない。見えたと言う事は、そういう事なんだろうと思う。


 増やし方なんて解らないんだけどな? 簡単に解ってたまるかと言う思いもあるんだが。今まで見つかってなかったんだ。簡単に見つかる訳がない。だが、経験とは違うのだろうな。


 何らかの薬か、ゲームみたいなポーションがあるのか。研究してみない事には解らない事だ。が、研究する暇がない。魔法屋をしながら魔力を増やす研究をするには時間が圧倒的に足りない。時間が無限にあるのであれば良いんだろうが、有限だからな。


 まあ、待つしかないんだ。魔法屋になりたいと言う子供を待つしかない。教会への寄付は続けているが、それしかできることは無い。出来ることをすべてやると言っても、金を出すしか出来ないんだ。


 だから、もう少し弟子を増やして欲しい。教会関係者には頑張ってほしい。出来る限り魔法屋へと誘導してもらいたい。一応、そのように働きかけては居るんだけど、上手くいくかは解らないし、そもそもやってくれているのかも解らないからな。


 何にしても待つだけだ。待つことしか出来ない。自分から行動を起こしても無駄でしかないんだよ。何とかしてもらいたいが、何とかなるんだろうか。解らないな。

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