399話 10/21 今日も1日が始まる
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
10月21日水曜日。朝か、今日も1日が始まる。雨はすっかり上がっており、太陽が出てきている。長雨にはなりにくい季節だからな。良かったと見るべきだろう。
雨は本当に降って欲しくない。暖かい気候だと言っても、雨が降ると体感温度が5℃近く下がる気がする。気のせいかもしれないが、そんな気分になるんだよ。寒くなるにつれて、雨が降る日は無くなっていってほしいんだがね。そうもいかないのが辛い所。
昨日はあれから教会に行って、簡易スープの素を寄付してきたんだよ。しっかりと食料品として認識してくれているのが嬉しい。教会に認められたという事だからな。美味しいは正義なんだよ。
本当は薬味や臭み取りに野菜やスパイスを一緒に煮込むと良いんだろうけどな。そんな贅沢は許しません。単価が高くなったら売れないからな。それに、臭みと言っても、そこまで臭くはないんだよな。その味に慣れてしまえば、なんということは無いんだよ。
美味しいものを沢山知っている人には、臭く雑味が多いと感じられるかもしれないが、そもそも骨を使ったスープが無いんだから、こんなものかで済んでしまうと思うんだよな。
料理屋をするつもりであれば、拘っても良いのかもしれないが、所詮は携行食。不味くなければ大丈夫だ。というかだな、骨だけでもちゃんと美味しかったからな? 極めるつもりは無いんだし、あれで十分だと思うんだよ。ある程度の味になってくれれば、それでいいんだ。
そんな訳で、簡易スープの素はあれでいいと思うんだよ。今日はどの位売れてくれるんだろうか。軽く魔法屋の利益を超えて行ってしまったからな。魔法屋は必要なんですかって感じだ。
必要なんだけどな。こっちが本業なんだから。本業よりも稼げる副業とはと言いたくはなるんだが、世の中そんなものなのかもしれない。消費品の価値は高いんだよなあ。
魔法の値段は高いとは思う。思うが、大量生産が出来ないんだよな。これが大量生産できるとなったら、色々と変わってくるんだけどな。魔力を回復させる何かがあれば劇的に変わる筈だ。
戦争の在り方から変わっていくけどな。もう魔法使いだけで良くないか? ってなるのは目に見えている。仕方がないよな。魔法が強すぎるのが問題なんだから。
どうあがいても、軍隊が必要なのかって話になってくるんだよな。まあ、魔法使いは接近されれば何も出来ないんだけど、接近させなければ強いんだよなあ。結果、前衛が欲しくなるってパターンだとは思うんだけど、でも前衛いらなくない? ってループになるんだろうな。
個人的には戦争を好き好んで居る訳ではないので、無い方が嬉しいんだけどな。戦争をするのは、結局は資源が足りない時なんだよ。一番重要となるのは食糧資源だな。
食糧が足りなくなると、戦争が起きると言っても過言ではない。前世ではエネルギーだったが、エネルギーはそもそも使ってないというか、魔石がエネルギーとでも言えば良いのか。
石油を廻って戦争ってパターンは多いと思うんだよな。世界の戦争を見れば、エネルギー資源の枯渇は衰退を意味していたからな。石油は大切だったんだよ。こっちでは使われていないけど。
代わりに魔石を使っているんだよな。魔石は魔物から採れる。魔物は何故かは知らないが、無尽蔵に湧いて出てくる。邪魔なほどに出てくるからな。エネルギー問題は起きないよな。
ならば食糧問題だろうと思う訳だ。食糧が足りないから戦争をする。食糧は恐らくだが、何処の国でも肉は安いと思うんだ。魔物から採れば良いんだからな。問題は穀物と野菜だよな。そして、絶対に必要としている塩。これが戦争の原因になると思うんだよ。
塩の貿易は安全保障に合致する。塩の供給を止めれば戦争になるが、戦争をしようとしているところに、塩を止めるぞと言うだけで、戦争が止まる可能性もあるんだよ。
内陸国は必死だと思うぞ。岩塩が取れなければ、塩は貿易で確保するしか出来ないからな。確実に弱みを突かれる。塩が無ければ生活が出来ないんだからな。だから沿岸部が欲しくて戦争をするんだろうけども。個人的には、内陸国は半分詰んでいるのと同じだと思っているんだが。
何にしても、戦争を始める切っ掛けはあるにしても、魔法使いが切っ掛けにならないでほしいとは思う次第だな。強い魔法を得て、万能感に陥ったら戦争を吹っ掛けるというのはあり得るんだよな。
個人的には止めて欲しい。止めて欲しいが、止まらないんだろうな。結局は自分の利益しか考えていない連中がやらかすことになるんだからさ。私も傍観者で居られるのかどうか。
それはこの魔法にかかってくるわけなんだ。重ねがけ魔法。これでどの位の強化が出来るのかにかかっていると言っても良いだろう。強くなりすぎれば、戦争の道具になるんだからな。
では、早速その魔法を見てみようか。既存の魔法と比べて、どの位の強化になっているのか。それを調べたいと思う。有用であれば、ドントンと実験していく予定だ。
……うーむ。これは、どうなんだろうか。強化はされているとは思う。というのも、文章表現では解りにくいんだよな。威力の所を見ている訳なんだが、強くなった様な、そうではない様な。
一番手っ取り早いのは数か。それを比べてみるか。……うん。ざっと1.4倍って感じだな。既存の魔法の1.4倍。2倍には到達していない。それならまあ、ある程度は納得できると思う。倍になったら、明らかに強すぎるからな。初級魔法を逸脱してもおかしくない。
で、裏面に書いただろう? 見事に表面だけになっている。裏面は何も書いてない状態になっているんだよ。これで、更なる強化が可能という事になる。
裏面までびっしりと書かれていたら、これ以上の強化は魔法の内容が書かれている上に書かないといけなくなったんだろうが、それが無いという事は、まだ強化できそうな気がしている。
+を何処まで重ねられるのかだよな。今回は+1が出来た訳なんだが、物によって違う可能性もあるんだよな。限界まで強化できるのは出来るんだろうけど。
もしかしたら、魔法陣を複雑化する事によって、+1の状態を始めから作る事が出来るのかもしれない。そういう可能性もあるんだよな。出来ないと決めつけるのは、早いと思う。
これでも限界まで強化しているつもりだったんだよ。今の魔法の作り方でも限界ギリギリを攻めたと思っているんだよな。それがまだまだ上があるんだとすると、どんな魔法陣を書けば良いんだろうか。複雑化させれば良いんだろうか。それとも、単純に重ねがけをしないと駄目なのか。
その辺は良く解らない。魔法の作り方を熟知している訳ではないからな。あくまでも私なりの工夫という範囲でしかないのだよ。魔法陣魔法というのは、そういうものなんだ。
先駆者と言っても過言ではないとは思うが、先駆者故に、限界値が解らない。どれが最適解なのかが解らない。それは仕方がない事ではあるんだよ。そもそも、魔法陣魔法が最適なのかも解っていないんだからな。他の魔法よりは作りやすいとは思うんだけど。
見方としては、文字列閥と散文閥の亜種みたいな物だからな。この国ではどうかは知らないが、他の国ならあるかもしれない程度の物だと思っておいた方が良いとは思っている。
まあ、とりあえずの結果としては、+1になる事によって、1.4倍の出力が出るようになったという事が解ったという事かな。数しか見ていないが、比べようが無いからな。
効果にしても、どの位の電流が流れるのかは解らない。アンペアで表示してくれれば解りやすいんだが、そういう訳にもいかないらしいんだよな。所詮は単位。世界が違うからな。
数が10進数で同じだったことに幸運を覚えないといけないだろう。進数は幾つが良いのかというのは議論があるだろうからな。最適な数字というものは、中々解らなかったりするもんだ。
強化は出来る。これについては疑いようがない。単純に数が増えただけとは思えないんだよ。威力も効果も強化されたと思うのが普通だろう。これをどう使っていくのかを考えないといけない。
とりあえずは、スーザンに売る事は決定している。タイフーンウルフ相手に使ってもらわないといけないからな。+1で使ってもらう訳では無いんだが。限界までは強化するつもりだ。
限界がいつ来るのか知らないんだが、数を見ていれば解るだろう。限界で止まるはずだ。そして、限界になった時に、裏面に書いた魔法陣が消えているのかどうかが問題になるんだよ。
魔法陣を残したまま、魔法を売る訳にはいかない。作成の秘密が解ってしまうからな。秘匿しないといけない情報だ。それは守り通さなければならない。さてさて、どうなるのかだな。
とりあえずは、売る。限界まで強化して売る事を前提として考えるべきだろう。売らないと、実験の意味が無くなってしまうんだよ。折角魔法を1つ作れたところを実験に回しているんだから、元は取らないといけない。利益なしには魔法屋は出来ないんだからな。
限界が何時になるのかと、スーザンがいつ来るのかだよなとりあえずは作るけども。作っておかないといけない。何時でも売れるようにしておかないといけない。




